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妄想物語 智の恋 妖精 アンと涼子 6
「涼子…」

「あっ…智さん
走ってたの?その格好初めて見た
カッコいいわ」

「そう?ふふ…
涼子何してんの?
編み物か」

涼子は、編み物の棒を両手に持っていた

「うん
良い天気だから出てきたの」

「そうだね
ほんと、気持ち良い日だね」

「智さんは、ずっと走ってたの?」

「いや…
ちょっと前から…さっきここ通ったとき、涼子いなかったよ」

「私もついさっき来たの
洗濯干して、掃除機かけて、朝ごはんゆっくり食べてから」

「そうだったんだ」

「うん…」

涼子は、やっぱり不思議だ
だったら連絡してくれれは良いのに…
いつも俺に会いたいわけじゃないんだよな

「座る?」

そう言って、スペースを作ってくれた

「あと3周走らないと…」

「そう…頑張って」

「行ってくる」

「うん」

軽く手を振り合い離れた
気持ち良いな
陽射しも頬に当たる風も涼子の雰囲気もシャンプーの匂いもみんな気持ち良い

またベンチが見えてきた
涼子は振り向かない
俺も声を掛けずに走る

一周してまたベンチ
涼子は、同じ姿勢のままだ

次のベンチ
涼子は、両手を上に伸ばしてストレッチをしていた
俺は思わず、ふふっと笑った

涼子が何か言ったが、聞き取れなかった

3周目
ラストスパートに気合いを入れる
ベンチが見えた
ダッシュしてから終えた

深呼吸して息を整える

「お疲れ様
もう3周したの?結構早いんだね」

「久々だったから、きつかった~」

「ふふ
汗かいちゃって~」

「そうだね」

「お水は?持ってるの?」

「持ってる」

背中のバッグから細い水筒を出して口にし、涼子の隣に座った

「アンの布団だっけ?進んだ?
あれ?前のと色が違う」

「え?ああ…アンのは完成したから次のなんだ」

「へえ~
何編んでるの?」と、きれいな青い毛糸を見ながら聞いた

「ふふ…
まだ…」

「え?」

「ふふ…」

可愛いな
涼子は、本当に可愛い

日を受けてキラキラする水面を見ながら、時間が止まれば良いのにと思った


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プロフィール

satoco

Author:satoco
「君と僕の見ている風景」のDVDから嵐にハマり
大野くんの歌とダンスの素晴らしさに気づいた時には遅かりし・・・・・・
彼の術にハマって抜け出せません
重症サトシックとなってブログを始め、既に9年過ぎ10年目に突入しました♪

大人過ぎる大人ですが恋に年齢は関係ない
ときめくのは自由

母性と包容力で彼を見守り続けたい

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