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妄想物語 智の恋 悪い子 その16
智とは、これで終わりだと思ったが
私の職場での撮影は続いていたので
その後も顔を合わせていた

でももう私を誘うことはなく
笑顔で会釈してくるだけだった

私は、そんな智の変化に戸惑いながらも
これはこれで彼のやり方なのかとも思った
でもあまりにも今までの態度と違っているので気になっていた

1ヶ月に一度というサイクルで
篠原との関係を続けていたが
今までよりもっと割り切った関係でいたくなった
遠出をせずに都内のホテルで数時間だけ一緒に過ごす事を提案した
本当は数少ない休みの日を一人で過ごしたかったのだ

「何が君を変えたのかな
でも構わないよ」

「変わったわけではないと思うけれど
なんだかそんな気分なの
お洒落なスイートとかも良いかなと思ったのよ」

「良いよ それで」

篠原と約束した日
智は撮影の為チャペルに来ていた

遠くに彼の姿を認めたが
視線が合うこともなく
私は午後9時過ぎに退社した

撮影はまだ続いているようだ
照明の先には智がいると思いながら外に出て
少し離れた場所で待つ篠原の車の助手席に乗った

これからホテルに行って
3時間後には自宅に帰るだろう
食事もせずにその為だけに会う
それだけで良かった
割り切れる関係だから続いている気がする

篠原とは、主張先で滞在していたホテルのバーで知り合った

お互いに一人で飲んでいて
ふと視線が合い、彼の方から隣の席に移って来たのだ

いつもの癖で男の左手の薬指を見たが
指輪もそれを外した跡も無かった

ハイティーンの子供がいてもおかしくない年齢だったので深入りは止めようと思った

なにより不倫は私の中で犯罪と思うほどに嫌いな事だった
少し飲んだら部屋に戻ろうと考えていた

当たり障りのない会話をして楽しんだ
お互いにまだ数日滞在する予定だったので
また会えたら一緒に飲みましょうと言って別れた

数日後
同じバーで彼の姿を見つけた

お互いに独り身だとわかり
気が合うからという理由だけでベッドを共にし
東京に戻ってからも会うようになったのだ

そこには契約も愛情もなく
どちらかが終わりにしたくなれば関係は解消するということだけは決めていた

篠原は どうかわからないが
私は恋人を作るつもりはなかった
ひどい男に捕まって逃げられない苦痛を味わっていたので
暗黙の約束事で縛り合う事に怖さを感じてもいた

幸い自分に合った仕事が見つかり
充実していると感じているので
この先も誰も愛することはないだろうと思っていた

でも智に出会ってしまった








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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

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satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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