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妄想物語 智の恋 悪い子 その11
彼は同じお酒をお代わりしている

酔っているようだ
さっきから何度も同じ話をしていた
それは、仕事関係の愚痴だったり
幸せを手に入れた仲間への羨望だったりと
その内容から彼の孤独が見える気がした

一人で帰れるのかしらと心配になったが
送って行くつもりはなかった

その後の事を考えるといろいろと面倒な気がした

「もう帰りましょう」

「なんで?」

「あなた大分酔ってるわ
大丈夫?」

「どっか泊まろうよ」

「明日予定があるから駄目なのよ」

「休みなのに駄目なんてつまんねえな」

「私 休みって言ったかしら?」

「言ったよ」

「言ってないわ」

「泊まろうよ」

「駄目よ」

「なんで?」

こういうやり方なのかしら
一つのテクニックなんだわ
本当はそんなに酔ってはいないのかもしれない

「悪いけど帰るわ
あなた、どうするの?」

「この店で寝ちゃう
いつもの事なんだ」

「そう
じゃあ失礼するわね」

「うん
また連絡させて」

「良いわ」

店を出ると風が心地よかった
悪くないお酒だった
何よりこの店が気に入った
また一緒に飲むことがあるのならこの店で飲みたかった

誰にも教えず
彼以外の人とは来ないようにしようと何となく思い
彼との関係を続けたいと思っているのかと可笑しくなった

明日は1ヶ月ぶりに温泉に行く予定だった
旦那も彼氏もいないが
一緒に温泉に行く男はいた

その日の前だからといってエステや美容院に行く気持ちを持たない相手だった
お互い会わない日に何をしているかを考えない相手
その程度の関係だった








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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

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satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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