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妄想物語 智の恋  フラッシュバック その32
二人だけで会える場所
そう思ったら引っ越しをしたくなった

昔の彼女に合鍵を渡したまま返してもらっていないのもあるが
一番は紗良に秘密にしたいと強く思っている紗夜子さんの為でもあった

でも彼女の勤め先のコーヒー店から遠くに行くのは やめたかったので
駅の反対側で探していた

しばらく探していたが
セキュリティーのきちんとしたマンションに空きが見つかったので
すぐに引越しをした
初めて迎える女性は紗夜子さんだなと思うと口元が緩んでしまう
まあまだそんな関係ではないんだけど・・・

その線を越えるにはまだ時間が必要な気がした
いまだに店内か公園のベンチでしか会っていないんだから

それに紗夜子さんはそうなることを拒んでいる気もした

一度ベンチで話しているとき
偶然手が触れたのでそのまま握ってみたけど
それだけだった
色っぽい目でこっちを見るでもなく
握り返すこともなく
じっとしていた

俺の経験上
こういう時はキスまで行っちゃうんだけどダメだった

まあゆっくり自分を焦らしているのも楽しいんだけど
その気が全くないのだとしたらちょっと不安だった

時々メールや電話で話し
コーヒーを飲みに店に行ったり公園のベンチで待ち合わせて会ったりしていたが
ベンチに座っていると風が冷たく感じる季節になってしまった
そろそろ家に呼びたい
そう思い誘った



紗夜子さんがマンションに初めて来る日が来た
俺は部屋で待っていた
来客を知らせるインターフォンが鳴り
モニターを見ると紗夜子さんが映っている

綺麗だな

すぐに返事をせずに顔を見ていたら
もう一度押されてしまった

「はい」

「こんにちは」

「開けたから入って」

「はい」

今度は部屋のインターフォンが鳴った

すぐにドアを開けた

「どうぞ」

「お邪魔します
素敵ね 広いわ」

「そうかな
前の方が広かったかも」

「そうなの」

「うん」

好きな人が自分の部屋にいるっていうことだけで
少し舞い上がっていた
俺のこと好きかなとか思っている自分が思春期の頃みたいでおかしかった

大人なんだからわかってるはず
男の部屋に来るってことは
つまりは良いってことだよな
違うかな
どうなんだろう

あれこれ考えてたらリビングのソファーに座った彼女が言った

「今日はありがとう
コーヒーを入れてくれるんでしょう?」

「あ・・・そうだった
コーヒー飲みに来てくれたんだったね」

「そうよ やってみせて」

「うん」

調子が狂うな
そう思いながらキッチンでコーヒーの準備をした



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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

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お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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