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妄想物語 智の恋 ターコイズブルー その8
次のイベントまで二週間を切った

急がなくちゃ
足りなくなった材料をネットで注文しようと思ったが
電車に乗っていつもの店に向かった
お客さんがどんな材料を買うのか見たかったのと
新しいビーズや石が入っていないか知りたかったから

平日の電車は比較的空いていたので
一駅先からは座ることができた

目の前の席が空いても
ずっと立ったままの人がいるわ

帽子を被ってイヤホンで音楽を聴いているみたい

じっと窓の外を見ている

その男性の横顔を見ていた
私の視線に気付いたのか
こっちを見た

あ・・・大野さんだわ
浅く頭を下げて会釈すると
こっちに来て私の隣に座った

「こんにちは」

「こんにちは
電車に乗っているなんて・・・」

と小さな声で言った

「たまには乗るんだよ」

「でも気付かれたら大変なことになるんじゃない?」

「結構大丈夫なもんだよ」

「そうかしら」

「そうだよ」

「どこに行くの?」

「浅草橋」

「同じだわ・・・でもなんで?」

「聞くねえ~
アクセサリーを作りたいんだ
材料を見に行こうと思って・・・
たくさん店があるじゃない
一緒に行こうよ」

「良いわよ
でも一緒に歩いて大丈夫かしら」

「少し離れて歩くよ」

「そうね
女連れだとまずいわよね」

「うん 悪いね・・・」

浅草橋駅で降りた

彼は少し前を歩き
私はその後をついて行った

改札にICカードをかざし抜けると振り向いた

どっち?と口を動かすので
私が前になって歩いた

後ろに彼がついて来ると思うと楽しかった

ビーズの材料がたくさんある店に入った
まだ誰にも気付かれていない

隣に来た彼に聞いた

「どんな物を作りたいの?」

「このブレスレッドのシルバーのパーツの代わりにさ
青い天然石で作れる?」

「出来るわ」

「じゃあ それを作る」

「天然石ならこっちの棚にあるわ」

「詳しいね」

「よく来てるから」

「そうなんだ
あった・・・
これが良いな」

「じゃあ革ひもと編み付けていく糸がいるわ
あと留め具もね」

「任せる」

「わかったわ」

私は彼の為に材料を選んだ
手にいっぱいになってしまって
カゴを探しに行こうとすると彼が持ってくれた

「あ・・・ありがとう
カゴ持ってくるわ」

「うん」

両手に持った材料を落とさないようにして、じっと待っている彼を見たら
面白くて笑ってしまった

「何笑ってんの?」

「だって・・・
子供みたいにじっとしてるから・・・」

「落としたら壊れちゃうからだろ
笑うなよ・・・」

「ふふふ・・・」

カゴにそっと入れてくれた

「私の買い物もあるから
待っててくれる?」

「ああ・・・」

そう言って店内を歩いて
材料を選んだ

時々彼を探すと
シルバーのアクセサリーの完成品を興味深そうに見ていた

会計を終えて彼のところに戻った

「あ・・・金払ってもらっちゃったの?」

「あ・・・うん
あとで良いですけど」

「どこか店に入ろうか」

「大丈夫なの?」

「うん・・・
知りあいの店があるから
そこで良いかな?」

「ええ・・・」

「カキ専門店なんだけどカキ好き?」

「あ・・・はい」

そう言うとタクシーに手を上げた

「どこまで行くの?」

「ちょっとだから」

そう言ってワンメーターで降りた




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嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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