fc2ブログ
妄想物語 智の恋 Slow time その2
湖の上に突き出しているテラス席に座って
すぐ下を泳ぐ鯉を見るのも好きだ
対岸は、だいぶ離れているので外にも安心して出られた

マスターが時々餌をやるからか
人が立つと鯉が集まって来る
今日は他に客がいるから止めたが
梓ちゃんや茉莉ちゃんと一緒にテラス席に座りながら話をするのが楽しい

俺がこの店に来るようになってすぐ
マスターは他の客から死角になる席を作ってくれた

一つは店の一番奥で
熱帯魚の大きい水槽の向こう側になっていた
もう一つはテラス席の端で湖に向かって座る席だった

他に客がないときはカウンターに座って
マスターや梓ちゃんや茉莉ちゃんのどちらかと話をする
みんな俺の仕事に、あまり関心がないのが楽だった

マスターの娘の梓ちゃんと初めて会ったのは梓ちゃんの中学の卒業式の日だった
泣いたような赤い目をしてマスターに証書を見せていた
4月からは少し離れた高校に行くと言うことで
今より1時間早く家を出ると話していたことを思い出す

そんな梓ちゃんは高校に入ると この店でバイトを始めた
その後、大学生になった途端
急に大人びて化粧も上手くなり少女から女性になった気がした

ふざけて彼氏がいるのか聞いたことがあったが
曖昧に答えるだけで教えてくれなかった

その頃、茉莉ちゃんもバイトするようになった

マスターに聞いたことがある
バイトの面接の時に 芸能人で好きな人がいるか
どんな曲を聴くかを質問するらしい
俺に近い答えだと何かの理由をつけて断っているそうだ

茉莉ちゃんは、俺に興味が無いから面接で落とされなかった事になる
それを知っていたので梓ちゃんはもちろん茉莉ちゃんとも気楽に話せるんだ

茉莉ちゃんが、コーヒーのお代わりを持って来てくれた

「ありがとう」

「 マスターが、新しいブレンド試してみてって」

「そうなんだ」

カップを口に運ぶとリンゴのような香りが鼻に入ってくる
一口飲むと旨かった

「うん・・・旨いよ 言っといて」

「わかりました」

茉莉ちゃんは、ポニーテールを揺らしながらカウンターの奥のマスターの所に戻って行った




いつも応援ありがとう♪

にほんブログ村 芸能ブログ 嵐へ







テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

プロフィール

satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

お気軽にコメントしてくださいね
お話しましょう

いらっしゃいませ
ようこそ
現在の閲覧者数:
最新記事
カテゴリ
RSSリンクの表示
最新コメント
月別アーカイブ
リンク先
検索フォーム