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妄想物語 智の恋 イニシャルのネックレス その7
そんな日々を送っていたが
急に終わりになる日が来た

お風呂に入った彼がリビングに置いたままにしたスマホに
何度もラインの音が鳴っていた
触れることは、しなかったが覗き込むと相手のメッセージが見えた

楽しかった
また会いたい…という言葉にたくさん絵文字が付いていた

ハートやワイングラスやキスをしている絵文字を見て
急に張っていた糸が切れるような気がした

いつものように
お風呂から上がってすぐにベッドに行けるようにと
バスタオルを腰に巻いただけの格好で出てきた彼に言った

「ラインが何度も鳴ってたよ」

「あ…そう?」

スマホを手にして読みながら
口元が緩んで行く顔を見ていたら我慢できなくなった

「いい加減にしてよね
女の子と遊んでラインを教えて
私と一緒にいる時に平気で読んでさ…
にやけてるんじゃないわよ」

「え?何よ
俺のメール見たの?」

「見てないけど見えても良いようにしてるのは、そっちでしょ」

「見るなよな
さちが、そんな事するやつとは思わなかった」

「違うでしょ?そんな話じゃないの
もう我慢できない
どうせ他の女と遊んで帰っても許されると思ってるんでしょ
人の気持ちがわからない人」

「なんだよ急に
いつも何にも言わないじゃん
どしたの?」

「どしたのじゃないの
ずっと我慢してたけど…
私の事一番好きだって言ってくれたから信じてたけどもう無理みたい」

「なんだよ
うるせえな」

「服着なよ
出てって
私の部屋なんだから」

「出てくよ」


浴室に戻って服を着た彼が、ボストンバッグに荷物を積めてリビングに戻ってくるまで
ソファーで体を丸くしていた

「じゃあな
置いてくもんは捨てといて
いらないから」

「ネックレス…ネックレス持ってって」


そう言って彼を部屋から追い出した
彼が玄関のドアを勢いよく閉めた音がいつまでも頭から離れなかった

もう少し何か上手い言い方があったと思う
だけどあの時は胸の奥が痛くて、苦しくなって、どうしようもなくて
吐き出したかったから仕方なかった

その日から家に来なくなった
メールしても素っ気ない返事ばかりになり
そのまま会わなくなった

1ヶ月たって
諦めた私は、彼の物をダンボールに入れて片付けた

あの夜私が、喧嘩を始めなければ
別れなかったのかしら
いつものように泣いたら
彼の優しい手のひらが、私を撫でてくれたんだろうか

何度も許してきたはずなのに
あの日はそんな気持ちになれなかった

それなのに今
2年間楽しい思い出しか無かったような気持ちになる
別れた後の淋しさから来る勘違いだと わかっているけれど
それでも彼を思うと懐かしくなっていた




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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

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Author:satoco
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活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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