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妄想物語 智の恋  フラッシュバック その6
でもあの人は俺を覚えてないんだな
だったら何も言わずにいよう


それからも紗良の家に行っていた
二人っきりで彼女の部屋にいるのも良いけど
3人でリビングでコーヒーをご馳走になったり
あの人からコーヒーについての話を聞けることも楽しかった



その日 紗良の仕事が急に入って遅くなるとメールが入った

紗良の家に向かっていたが
出直すと返信すると
家にお母さんがいるから待っててと言う

一緒に新しいコーヒーを飲むのを
お母さんも楽しみにしているらしい

駅からタクシーに乗って家に向かった

「お邪魔します
すいません 紗良さんの留守に・・・」

「良いのよ
どうぞ上がって・・・
コーヒー入れるから」

「ありがとうございます」

キッチンから良い香りがしてくる

「お母さん ほんとにコーヒーがお好きなんですね
俺も好きですけど」

「そうなのよ
この香りがね…
この豆はめったに手に入らないんだけど
予約してやっと買えたのよ」

「へえ~」

缶に移し替えた豆を俺に見せてくれる

「良い香りでしょう?」

そう言って俺に見せるのと俺が覗き込むのが一緒になって
お互いの頭が当たってしまった

「いてっ」 「あいたっ」

同時に声を出して笑った

笑うともっと紗良に似てくるな

そう思った時
お母さんは何か思い出そうとする表情をした

「あれ?デジャブ?かしら・・・
なんだかこんな事が前にあった気がする」

「そうですか?」

俺は とぼけたけれど
確かにあったんだよな
カウンターで飲んで飲んで泣いて泣いて
俺の肩にもたれかかって来て
上を見上げたあなたとあごを下げようとした俺がぶつかって笑い合ったんだ



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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

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Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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