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妄想物語 智の恋 ターコイズブルー その7
斎藤さんがこの席を選んだ理由がわかった

大きな柱の影になって
店内から死角になるからだ

「それで?」

それで?ってなんだろうと思っていると斎藤さんが言った

「彼女は独身で彼氏なしだって
良かったな智・・・」

「うん・・・」

「でも俺が今、彼氏に立候補したところなんだ」

「なんでよ
話が違うだろう」

「彼女素敵な人だよ
前の店で飲んでわかった
俺の方が彼女の事知ってるぞ」

「だめだよ・・・ねえ?宮崎さん」

「ふふふ・・・冗談ばかり・・・
喜ばせないで下さい
本気にしますよ」

「良いよ 本気にしても」

二人が同時に言うから笑った

「私のモテキ到来?」

「そうだね」

三人で笑った

大野さんは結構早いペースで飲んでいる
左腕にはめた私の作ったブレスレッドを右手で触りながら
これ良いよなと何度も言う

そのたび
ありがとうございますと答える

「敬語は良いよ
普通に喋って」

「そうですか?」

「ほら~
そう?とか うん とかさ
普通で」

「うん」

「良いねえ」

距離が縮まる感じがした

「そう?」

「そうそう
宮崎さん面白い人だな」

「智 飲み過ぎてないか?おい・・・」

「嬉しくてね~新しい出会いに乾杯したい」

「飲み過ぎてるね 完全に酔ってる
帰ろうか?」

「もう少し」

「でもさ 宮崎さん終電に乗せてあげなくちゃ」

「あ・・・そうか
そうだよね
じゃあまた会おうね」

電車の時間は まだ大丈夫だったけれど帰ることにした

「じゃあまた斎藤さん・・・
オーダーの話できませんでしたね」

「あ・・・そうだった
智を君に合わせるので一生懸命になっちゃって・・・
また会ってくれるかな」

「はい
よろしくお願いします」



店を出て歩き始めると後ろから声をかけられた

「また会ってくれる?」

大野さんだった

「はい」

「良かった
気を付けて帰ってね」

「はい
ありがとう」

「じゃあまたね」

手を振るとまた店に戻って行った




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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

プロフィール

satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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