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妄想物語 智の恋 花の名の女性(ひと)その17
辺りは暗くなってきているので
歩いていても周りの目は気にならなかった

智くんと何回か手が触れたあと
しっかりと手をつないだ

またドキドキさせられてる
思わず顔を見ると
良いでしょ?と言って笑う

目指す丘は
もう今では穴場ではなくなっていて
人が大勢いた

「あれ~いっぱいいるな
穴場じゃないじゃん・・・

俺のとっておきの場所だったのにな~
すぐ近くにマンションが建っちゃったからな
みんなに知られちゃったんだな」

「そうだね。きっと・・・」

「でも ここからよく見えるから良いよね」

「うん」

すぐに花火が始まった

上に登りきってから大きく広がる
少し遅れて ど~んという音が響く

そのあと花びらのように落ちていく

見入ってしまう二人
手は つないだままでまっすぐ前を見ている

「きれいだな~」

「そうだね」

「あっ俺これ好きだな」

「うん。きれい・・・」

「あ これも好きだな」

「うん。いろんな色があるんだね・・・」

「でかいな~音おっきいぞ これきっと」

「ほんと~大きい」

気が付くと
私は智くんの腕に手をかけていた


そろそろ終わりかなと思った時
目の前を虫が飛んで
手で払っていたので
花火から目をそらした

すると
フィナーレの花火が勢いよく連発し
今までにないほどの音が鳴り響いた

お腹に響くほどの音に私は驚き

わあ!びっくりしたと声をあげてしまった

「もう~ちゃんと見てないからだよ」

「だって 虫が飛んでたから・・・」

「え~もう・・・可愛いなあ~ほんとに・・・」

目じりが下がって優しい顔で笑っている


花火が終わると
あんなにたくさんいた人達は、あっという間にいなくなった

取り残されたような私たちは
空いたベンチに座った

「じゃあ今日は浴衣だし、このまま帰してあげるよ。
自分で着られないんじゃ仕方ないな…」

「なんでそういう事言うの?やめてね」

「ふふふ…
すごくきれいだよ。毎日すみれさんの事考えてる。本当に好きだよ」


そんなに素適な顔して言わないで
抱きしめたくなるから・・・

後ろに人がいるかもしれないのに
キスをせがむように彼を見つめる私に優しくしてくれた

「すみれ」

「はい」

「すみれって呼んで良いでしょう?」

「うん」

「俺本気だから・・・離さないよ」


耳や首筋にもキスをして
うなじを撫でられ
体が震えた

テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

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satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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