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妄想物語 智の恋 花の名の女性(ひと)その2
閉館のアナウンスが聞こえて
我に返った

いったいどれくらい
ここにいたのだろう

その時初めて
後に人が立っているのに気づいた

白いTシャツに黒いリネンのジャケットを着ている男性

ふいに声をかけられた

「閉館時間だって…
まだ見てるの?」

「もうそんな時間?」

「この絵好きなんだね。俺も好きなんだ…
でも君には負けるかも・・・1時間も立ってたよ」

「そんなにいたかしら?」

「すごいなと思ってさ…」


話しながら近づいてくる彼の顔を見て驚いた
片想いの相手だった

「えっ?びっくりしたわ・・・
ここで会えるなんて
あなたが、この絵を好きだって言ってたから見に来たの」

「そうなんだ。ほんとに良い絵だよね
俺もずっと見てた。君の後ろから・・・
でも時間切れだね。出た方が良いね…」

「そうね」


驚き過ぎて普通にしゃべっている私

人見知りの方なのに・・・
いいえ、そうじゃなくて…

大好きな彼に突然声をかけられて
なぜこんなに自然に話せるんだろう

自分に驚いている

一緒に順路の案内に従って歩いた
あの智くんと一緒に歩いている

ヒールの私に合わせているのか
ゆっくり歩いてくれている

「一枚の絵の前にあんなに長くいられるもんなんだね」

「そんなにいたって気づかなかったわ。何だかその場にいるような気がして
ずっと見ていられたの」

「そうなんだ・・・すごいな。
そうだ・・・これから予定ある?」

「いいえ…家に帰るだけ」

「あの絵の話を聞きたいな
この中にカフェがあるんだけど行かない?」

「でももう閉店時間なんじゃないの?」

「たぶん大丈夫だと思う
スタッフさんが、使っているから」

「仕事で来ていたのね」

「そうなんだけど
少し時間をもらって回ってたんだ」

「私なんかが行って良いの?」

「良いんだよ
絵の話を聞かせて」
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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

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satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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