2019-07-03(Wed)
それから今日まで何回抱き合っただろう
俺はそのたび発見があって新鮮だった
梨夏ちゃんは、いろんな事を覚えて俺を喜ばせた
二人の相性はぴったりだと思う
ポイントに近づいたのでエンジンを止めアンカーを下ろした
「智 お疲れ様」
「おう」
「何飲む?」
「ジンジャエール」
「待ってて」
梨夏が、冷蔵庫のあるラウンジの中に入ると
入れ替わりに涼と藍ちゃんが外に出てきた
「お前ら何してた?」
「え?別に」
「ベッド使った?」
「使わない使わない
人聞きの悪い事言うな」
「怪しいな」
「ここではしないよ」
「ふ~ん」
「どうしたの?」
俺の梨夏が両手にジンジャエールを持って戻ってきた
「はいどうぞ」
「サンキュー」
「仲が良いですねえ」と涼が言うから俺は嬉しくなり、梨夏を見つめた
「そうだよね~」
「うん」
キラキラした瞳で俺を見つめる
吸い込まれそうな気がして目を外せない
ほんの数秒間見つめ合うと二人きりのような気がした
「おい」と涼が大きな声を出した
「え?」
「智ったら……ふふ」
「あっぶねえ~キスしそうになった」
「ふふ」
「幸せそうね」藍ちゃんが笑った
釣りの支度を始め、梨夏と並んで釣糸を垂れる
出港したときは少し波があったが
今はすっかり凪いだ
静かな水面に太陽の光がキラキラしている
水平線までずっと続く海原
遠くには大型の船が浮かんでいる
俺が一番好きな時間だ
横には大事な梨夏がいる
俺の視線に気付き、笑顔になった
「梨夏」
「なに?」
「なんでもない」
「変なの」
幸せだなと噛み締めているとアタリを感じた
「来た~」
やっぱり俺は幸せものだ
釣れた事を喜んでいる様に見せたけれど
梨夏が一緒にいてくれるのが嬉しくて笑いが止まらなかった
終わり



俺はそのたび発見があって新鮮だった
梨夏ちゃんは、いろんな事を覚えて俺を喜ばせた
二人の相性はぴったりだと思う
ポイントに近づいたのでエンジンを止めアンカーを下ろした
「智 お疲れ様」
「おう」
「何飲む?」
「ジンジャエール」
「待ってて」
梨夏が、冷蔵庫のあるラウンジの中に入ると
入れ替わりに涼と藍ちゃんが外に出てきた
「お前ら何してた?」
「え?別に」
「ベッド使った?」
「使わない使わない
人聞きの悪い事言うな」
「怪しいな」
「ここではしないよ」
「ふ~ん」
「どうしたの?」
俺の梨夏が両手にジンジャエールを持って戻ってきた
「はいどうぞ」
「サンキュー」
「仲が良いですねえ」と涼が言うから俺は嬉しくなり、梨夏を見つめた
「そうだよね~」
「うん」
キラキラした瞳で俺を見つめる
吸い込まれそうな気がして目を外せない
ほんの数秒間見つめ合うと二人きりのような気がした
「おい」と涼が大きな声を出した
「え?」
「智ったら……ふふ」
「あっぶねえ~キスしそうになった」
「ふふ」
「幸せそうね」藍ちゃんが笑った
釣りの支度を始め、梨夏と並んで釣糸を垂れる
出港したときは少し波があったが
今はすっかり凪いだ
静かな水面に太陽の光がキラキラしている
水平線までずっと続く海原
遠くには大型の船が浮かんでいる
俺が一番好きな時間だ
横には大事な梨夏がいる
俺の視線に気付き、笑顔になった
「梨夏」
「なに?」
「なんでもない」
「変なの」
幸せだなと噛み締めているとアタリを感じた
「来た~」
やっぱり俺は幸せものだ
釣れた事を喜んでいる様に見せたけれど
梨夏が一緒にいてくれるのが嬉しくて笑いが止まらなかった
終わり


