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妄想物語 智の恋 風を感じて 終わり
「ずいぶん飲んだわね」

「そうだね」

「眠くなっちゃったわ
帰ろうかな」

「まだいてよ
俺、明日からしばらく休み無しなんだ」

「そうなのね」

「うん
泊まっても良いんだけど」

「こんなに近くなんだから帰るわ」

「そうだけどさ
また来てよ」

「また来るわ
家にも来てね」

「良いの?」

「もちろんよ」

洗い物をして、キッチンをきれいにし
身支度をした

「楓さん……」

後ろから抱き締められて体の力が抜けそうになる

「君に会えて本当に良かった
ずっと離したくない」

「そんな風に言ってもらえて嬉しいわ」

「毎日でも会いたいよ」

「うん」

「また連絡するから……仕事がんばる」

「がんばって……私も次に会える日までがんばるわ」

私の体をくるりと回すと唇が近付いてきた
彼は、長いキスをしながら私を巧みに撫で
もう一度その気にさせようとする

「良い?」

「帰ろうとしているのに……」

「心はそうでも体は?」

「聞いてみて」

「ふっふ……やらしい体だな」

智くんは、ニヤリとして私をまたベッドに連れ込んだ

若いわ
ストレートな誘いも心地よかった

マンションに帰り、ベランダから智くんのマンションを見た
部屋には明かりが付いている
私を送り出して、今は何をしているのかしら

明日バイクを取りに行こう

今度は、いつ、どこに出掛けられるかしら
これからも二人でツーリングに行かれると思うと、楽しみで仕方がなかった

いつか旅行にも行ってみたかった
彼が、普通の人に戻れる時間を大切にしてあげたい
彼が望む限り一緒に生きたいと強く思い、涙が溢れた

彼の部屋を見ていると人影が動いた気がした

部屋に置いたスマホが鳴っている
開くと智くんからの電話だった

「ベランダにいるの?」

「いるわ
そっちを見てる」

「やっぱりそうか
人が立っているのが見えるんだ」

「私よ」

「楓さんと会えて良かった」

「うん」

「なかなか会えないかもしれないけど
俺のそばにいて」

「うん……好きよ」

「俺も好きだよ」

お互いに遠くに見える姿を見ながら愛の言葉を伝え合う

「ねえ……月を見て」

「え?」

「大きい月」

「ほんとだ」

「願いが叶うのよ」

「ずっと楓さんといられるのが願い」

「私も同じ
あと、智くんが元気に仕事出来ますように」

「ありがとう」

二人共、いつまでも電話を切れないでいた



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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

妄想物語 智の恋 風を感じて その51
彼が作ってくれたメバルの煮付けと
塩焼きにしたアジを肴にビールを飲んだ

「美味しい煮付けだわ
本当に上手なのね」

「板前になれるかな」

「なれるわ でもまだ歌っていて欲しい」

「ふふ
仕事は、続けるか」

「お願いします」

向かい合ってお酒を飲み
話が弾む
バイクや釣りや料理や私の仕事の話を聞いてくれる

時々ファンとしての思いを話すと
曖昧に相づちを打つが
その表情を見て、こういう話はしたくないと感じてやめた

完全にオフになっている智くんが、そのままオフでいてもらいたいと思った

「楓さん……」

「ん?」

「わっ……ドキッとした
今の ん?って言う声と顔」

「そう?」

「うん」

「好きだな
本当に好きだよ」

「嬉しいわ」

「ドキドキしてる」

「今?ご飯中に?」

「うん」

「今……ドキドキしちゃった」

「ふふ
そんなこと言うのね」

「うん」

智くんの目が優しく輝く

「もっと飲む?」

「そうね」

「俺は、白ワインにするけど?」

「じゃあ私も」

「なんでもイケる口?」

「焼酎は、苦手」

「そうなんだ」

また飲みながら話をして結構な量のアルコールが体に入ってしまい眠くなってきた

掛け時計がないので、時間を尋ねると
既に夜10時を過ぎていた





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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

妄想物語 智の恋 風を感じて その50
智くんは、まず魚の鱗を取った
専用のシートで撒き散らないようにしている

「すごいわね
魚屋さんみたいだわ」

「だろ?」

「うん
かっこいい」

「ふふ」

そのあと、はらわたを取り出し背に切れ目を入れた

「これを煮付けにして……」

「上手ね」

「ふふ」

楕円形の赤いル・クルーゼに調味料を入れて魚を煮る
美味しそうな匂いが漂う

その瞬間、新婚の頃を思い出してしまった
私が初めて煮付けを作った時
夫が美味しいと驚いてくれた事があった

目の前の智くんを見ながら涙が溢れた

「うまそうだろ?」

そう言って私を見た彼が、驚いたように言う

「どうした?なんで?」

「ごめんなさい
何でもないの」

「でもさ……」

彼は、キッチンからこちら側に来た

「楓さん……どうしたの?」

「ごめんなさい
智くんの事を好きなのに夫を思い出しちゃった」

「そうか
忘れられないんだね」

「うん」

「でも今は俺を見て」

「うん」

そっと抱き締められてキスされた
涙が止まらず、唇まで流れて来る

「涙ってしょっぱいね」

「ごめんなさい」

「好きだよ
俺は今、すごく幸せだ」

「うん」

抱き締められながら涙が止まらない

鍋が噴いた音がする

彼が体を離し、火を止めに行き戻ると
「飯の前に楓さんを抱きたい」と言った

「シャワー使いたい?」

「うん」

そう返事すると浴室に案内された
私が済むと、彼もシャワーを浴びた

恥ずかしくて身体中が赤くなっている気がする
智くんは、私をそっとベッドに寝かしキスをした
その唇が、体に下がって来る

「ちょっと……待って……」

「なんで?」

「ちょっと……もっとゆっくりお願い
上手く出来るかわからない」

「なんで?」

「ずっとしてないから……」

「もう~本当に面白い人だね
大丈夫だよ
俺がちゃんと、あっためてあげるから……」

何年ぶりか……6年ぶりに抱かれて、智くんの優しさと男らしさを体で感じた

夫以外、誰も知らないけれど
とても良くて、夢中になってしまいそうだった

「楓さん……本当に素敵な人だ
食べちゃいたくなるくらい可愛い」

「ほんとう?」

「うん
でも今はマジで腹減った……」

「ふふ……そうね」




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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

妄想物語 智の恋 風を感じて その49
お弁当を食べ終え、また釣りを続けることにした

「まだ3匹しか釣れてないから、あと3匹は釣りたいなあ」

「頑張って」

「楓さんもだよ」

「私も?」

「頑張れ」

「うん」

そして智くんが頑張って3匹釣り上げ、帰ることにした
小さく畳んであったクーラーバッグに魚を入れ
折ると冷たくなる保冷剤も入れた

「俺んち寄ってくれたら魚煮るよ」

「ほんと?」

「うん
颯くんにも持って帰ってよ」

「そう?
ありがとう
じゃあ お邪魔します」

「やっと来てくれる」

「だって……」

「嬉しいよ」

そう言うと私の頬にキスをした

嬉しいと同時にとても恥ずかしくなり
ときめく気持ちに戸惑っていた

帰りも私が前を走った

彼のマンションの駐車場に私のバイクも停めさせてもらった

10階の彼の部屋は、角部屋でベランダも広かった

「そうだ
暗くならないうちに……」

「なに?」

「ベランダから楓さんのマンションが見えるよ」

「そうなの?」

私は、ベランダに出て彼が指差す方向を見た

「ほんとだわ マンションが見えるわ
家は……あっ……ベランダが見える」

「でしょう?この前、これを見せたかったんだ」

「そうだったのね」

「帰ったらこっち見てよ」

「うん見るわ」

「さてと……俺は魚をさばくから待ってて」

「見ていて良い?」

「良いよ」

そう言ってシンクの反対側に立った




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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

妄想物語 智の恋 風を感じて その47
釣りの出来そうな場所まで歩き
岩場を見つけた

海には船が何隻も浮かんでいる

「いつもは船から釣るけど
岩場も良いな」

「釣れるかしら」

「どうかな」

用意してくれた釣り竿を渡され
見よう見まねでやってみる

「上手いもんだ」

「そう?
釣れる気がしないけど」

「わかんないよ」

「あっなんか引っ張られてる」

「掛かったか?リール巻いて」

手振りで教えてくれるが上手く行かない

智くんは、自分の竿を置いて私が持つリールを巻いてくれた

「ほら釣れた
やったじゃん」

人生初の魚釣りだった

「楽しい」

「良かった」

しばらく続けると智くんも釣れた
その姿が様になっていて素敵だった

目の前に海が広がり、後ろには誰もいない
彼の安心しきった表情が嬉しかった
彼を守りたいと強く思い、その感情に驚いていた

「お昼にする?」

「そうだね」

二人で平らな岩を探して座った

お弁当を広げ塩むすびを渡した

「うまそうだな」

「どうぞ」

「料理うまいよね さすがだ」

「経験の長さよね」

「センスの問題じゃない?」

「ありがとう」




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プロフィール

satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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