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妄想物語 智の恋 愛しい男 終
毎日顔を合わせ
二人で出掛けることができて幸せな一週間だった

彼の運転する車で遠出もした
葡萄園でワインを買い、部屋に戻って食事を作って楽しんだり
スポーツジムで汗をかいて帰ったりした
日本にいてはこんなに楽しめない事だと思いながら
あと3日、あと2日……と数えていた

私が帰国する日に智も帰ることになっていたが
同じ飛行機にはしなかった
またしばらく会えないと言われ、初めて智の前で泣いた

「どうしたの?」

「大丈夫よ」

「そんな顔しないで」

「うん」

そんな自分に驚いて、これからの恋の辛さを想像して震えるほどだった

智の全てを自分のものにしたい
私だけを見ていて欲しい
きっと醜い嫉妬で溢れるんだろう

それが彼に伝わったらきっと離れていくに違いない
自制心を保ちながら今までのように接していなければならないと、一人で日本に向う飛行機の中で思った

家に帰り、二人で過ごした1週間を思い出しながら日記に記録した
素晴らしい時間だった
この思い出でしばらく一人でも大丈夫な気がした

成田に着いたというメールが届いた
一緒に行った葡萄畑の写真も送ってくれた
澄んだ広い青空が綺麗だった

10日ほど仕事をしたらまたニューヨークに行くと言っていたけれど会えないだろう
それでも電話で話せるからと言ってくれた笑顔を思い出す

離れていても愛して行かれる
時々触れ合えればそれで良い

智の今の状況を考えたら一番良いんだわ
彼の邪魔をしたくない
彼の助けになりたい

そう思えるようになるには時間がかかったが、もう2年になる
半年に一度長い休みを取って彼の所に行った

彼だけ東京に戻り とんぼ帰りしてくる事もある
少しだけ夫を家で待つ妻のような気持ちになり、そう話すと嬉しそうに笑った

「俺の妻?奥さん?女房かな?家内とか?」

「ふふ・・・・・・
楽しいわ」

「短い時間だけどね
悪いね
いつまでもこんなで・・・・・・」

「良いのよ」

「待たせてる」

「うん
でも私はこれで幸せだから」

「ありがとう」

「私の方こそ」

「これからも俺の側にいてくれる?」

「もちろんよ」

「前はね・・・・・・
だいぶ前のことだけど
時々浮ついた気分になってたけど、奈緒美だけだよ」

「うん」

「一番大切な人を大切にしていたいから
どんなことがあっても絶対に浮つかなくなったんだ」

「そうなの」

「うん
いつでも奈緒美の顔を思い出してる」

そう言って私の顔を指で撫で自分に近づけてキスをした
その優しい顔と瞳を見て涙が頬を伝った

終わり




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テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

妄想物語 智の恋 愛しい男 その30
広くて綺麗な部屋だった
小さなソファと丸いテーブル、テレビ台の上にテレビが置いてある

「綺麗にしてるのね」

「最小限だね」

「そうね」

「ベッドは、でかいよ」

「本当に」

「洗濯機も風呂もでかいし
キッチンだって……ねっ」

「うん
アメリカサイズね」

「いろんな物の使い方が
最初よくわかんなくて大変だった」

「そうでしょうね」

「でももう慣れたよ」

「楽しそう」

「楽しいよ」

「でも飛行機に12時間も乗って東京と行来するのは大変でしょう?」

「そうだね
でも飛行機の中でも好きなこと出来るし」

「そうね
それも良いわね」

「ねえ……ベッドに行こうか」

「そうね……でもシャワーを浴びさせて」

「そう?」

「うん」

「わかった 待ってる」

シャワーを浴びながら、智の唇と手を想像すると体が熱くなる
バスタオルを体に巻いて彼の待つベッドに向かうと、智は引き締まった体を私に見せつけた

バスタオルを床に落とし、彼に近づいて行く
半年ぶりの智のキスで今までに無いくらい昂る
鼓動を重ねて、愛してると何度と言い合った

会えない時間が愛を育てるとはよく言ったものだ
もう離れたくないという思いが溢れる

「智……あなたと離れたくないわ
もうこんなに会えないのは嫌」

「うん……本当に可愛い人だ」

「一緒に住みたいわ
帰りたくない」

「俺もだよ
ここでなら一緒に暮らせる気がする
でも奈緒美の仕事が出来なくなるね」

「そうね
でも何とかしたいわ」

「出来るの?」

「わからない」

「本当言うと、俺もずっとここにいられるかは、わからないんだ」

「そうよね……夢だわ」

「うん……奈緒美と暮らしたい」

「うん
そうしたいけれど出来ないわね」

お互いの顔や頭を触りながら見つめ合った



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妄想物語 智の恋 愛しい男 その29
飛行機は、もうすぐニューヨークに着く
やっと智の所に行かれる

何とかして1週間の休みが取れた
智と一緒にどこに行こうか
何を食べようか
ガイドブックを広げながら考えると口許が緩んでしまう

空港に迎えに来てくれると言っていた
海外ならそれほど気を使わなくても大丈夫なのだろうか

着陸してすぐにメールを送った

(今、着いたわ
どこに行けば良いの?)

(待ってたよ~
出口を見てるから大丈夫)

(わかったわ)

スーツケースを受け取り出口に向かい
高揚感でいっぱいになりながら智を探す

どこにいるのかしら
頭を左右に振ってみるがいないので
立ち止まってスマホを取り出そうとすると、後ろから抱き締められた

「奈緒美……」

懐かしい彼の香りがして
思いっきりそれを吸い込んだ

「智……」

なかなか離してくれず振り向けない
向かい合ったらキスをされそうで不安になる

やっと見ることができた顔はシャープになり日に焼けていた

「智、顔が黒くなってる」

「そう?」

「なんで?」

「久しぶりに会ってそれかよ」

「ごめん」

「会いたかったよ~
何ヵ月ぶりかな
半年?」

「そんなには、たってないけど
それくらいの気分ね」

「うん」

「車で来たんだよ」

「車?免許取ったの?」

「うん
こっちで」

「へえ~」

「道路広いから楽勝」

「そうだったの」

「うん」

智の運転で彼の住むマンションに向かった

「こっちでは、普通に出掛けられるの?」

「そうしたいところだけど、やっぱり帽子くらいは被ってる
マスクはね、そういう習慣が無いらしくて変人に見られるから出来ないんだ」

「聞いたことあるわ」

「うん」

駐車場に車を止めてエレベーターに乗り
彼の部屋に入った




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妄想物語 智の恋 愛しい男 その28
こんな風に過ごす夜を何度も迎えて
諦めかけた頃
智からメールが来た

(メールしなくてごめん
奈緒美、長い休み取れる?)

仕事中に届いていたメールに気付いたのは夜だった

(久しぶりね。長い休みってどれくらい?いつ頃?)

そう送るとすぐに電話が来た

「奈緒美……ごめんね」

「良いのよ」

「待ちくたびれた?
それより待っててくれた?」

「待ってたわ
我慢できなくなって連絡したくてたまらなかった」

「ほんとう?」

「本当よ」

「俺……今、ニューヨークなんだ」

「え?そうなの?」

「ちょっと外で暮らしたくなって……」

「ニューヨークにいるの?」

「そう
かっこいいだろ?」

「うん
でも仕事は?」

「今、ちょっと余裕があるから大丈夫なんだけど、時々帰ってる」

「そうなの」

「来れる?」

「行かれるわ
絶対に行く」

「ふふ
さすがだね
なんとかなるんだ」

「なんとかするわ」

今までと何も変わらなかった
元気そうで優しくて……
私を求めてくれているのが嬉しかった

「今、そっちは何時なの?」

「朝の10時」

「そうよね」

「今日は、何をするの?」

「美術館のはしごかな」

「良いわね」

「一緒に行こうよ」

「そうね
楽しみだわ」

「ずっと会いたかった」

「私もよ」




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妄想物語 智の恋 愛しい男 その27
新しい恋人と新しいベッドに寝るのは新鮮だった

前の男を思い出さずにいられる
智もそうだったのかもしれない

前の男が使ったベッドに寝るのは良い気持ちがしないだろう
でも今まで一度もその類いの嫉妬をされた事はなかった

私の方も別れた男の持ち物を全て捨てるので痕跡は無いと思う

何となく始まった関係だったが、長く続く予感はした
彼の全てを許せて、認められると感じたからだ

半年近く付き合いが続いた頃、智から言われた

「奈緒美とずっと付き合いたいよ」

「私も」

「本当?俺、マジだよ」

「私も」

「奈緒美は、初めて会った時から変わらなくて冷静だから、そんな風に思ってくれてるって思わなかった」

「変わらない?そう?
私は智でいっぱいなのに?」

「ふふっ……ほんとかよ」

「うん」

「大人だったり可愛かったり、魅力的な人だよ」

「嬉しいわ」

「信じられないんだよね
奈緒美を抱いてることが……」

「なんで?」

「良い女過ぎるから」

「そう?」

「こんなに良い女が俺を好きだなんて
信じられない」

「そんなに良い女じゃないわ」

「またまた~今まで何人の男を泣かしてきたんだか……」

「そんなことないのに」

「まあ良いよ……
俺はずっと奈緒美が好きだと思うよ」

「私もたぶん同じ」

「ふふっ……たぶんね」

「きっとそうだと思うわ」

こんな甘い会話をして、またベッドで抱き合って最高の瞬間を何度も迎えた

思い出すだけで体が変化してしまう
智は今、何をしているの?
私を思い出して体を熱くしてくれているの?

知らないうちに涙が目から溢れていた





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プロフィール

satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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