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妄想物語 智の恋 悪い子 終わり
彼が言ったとおり
部屋は広く、ベッドも浴室も広かった

「一人でスイートに泊まるなんて贅沢ね」

「結花を引っ張り込もうと思ったからさ」

「すれ違っていたかもしれないのに」

「絶対会えると思ってた」

「そうね」

「風呂入ろうよ
広いから一緒に入れるよ
またしばらく会えないじゃん」

「どれくらい行ってるの?」

「1週間」

「待ってるわ」

「待ってて」

「うん」

「結花は、時々年下に感じることがあるよ」

「そうかしら」

「うん
カッコいい女が可愛い女の子になっちゃうんだ」

「そう?」

「うん
また欲しくなった」

「じゃあ お風呂にしましょう」

「よし」

「ふふ」


ルームサービスを頼んで軽い朝食を取り
昼までベッドにいた
智こそ可愛い男の子からセクシーな男に変わる瞬間が素敵だ

お互いの肌を名残惜しみながらチェックアウトの支度をした

タクシーでラーメンを食べに出掛けてから東京に戻った

飛行機は並んだ席が取れたが
智は、すぐに眠ってしまい
私は彼の寝顔をずっと見ていた

疲れたわよね
あんなに頑張ってくれたもの
本当に可愛い人
いとおしくて可愛くて……
でも男らしくて私よりずっと大人だわ

羽田に着くと、智は仕事の顔つきになっていた
一緒にいるところを見られないようにタイミングをずらして降りた

もう横に並んでは歩けない

前を歩く彼の姿が見えなくなるまでずっと見ていた
振り返らない彼は、さっきまで隣にいた智と同じ人だと思えなくなる

切ないけれど仕方がない
また早く会いたい
キスして欲しい
私を抱いていて欲しいと強く思いながら一人で家に帰った

愛を知ると切なくなる
苦しくて呼吸が浅くなる
こんな気持ちになるのは10年ぶりだろうか

これからもきっと会えない時間が多くて
会いたい想いが募って
会えると幸せで
別れるときに切ない
それを何度も繰り返していくのだろう

でも一人じゃない気がして幸せだった
今夜も智からメールが来るのを待とう



終わり







テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

妄想物語 智の恋 悪い子 その47
「今日は仕事無いんだろ?」

「うん
一日休みよ
智は?」

「俺は成田に夜9時に集合」

「どこに行くの?」

「今度は、すげえぞ
当ててみな」

「またニューヨーク?」

「違う」

「パリとか?」

「違う
南の国だよ」

「南の国ね
真っ黒になって帰って来るわけね」

「そうだな」

「この前沖縄に行った時も焼けてたわよね
手の平と甲の色が全然違ってた」

「そうだね」

「気を付けてね
日焼け止め持って行くのよ」

「わかった」

「すごく良いのがあるけど渡せないわね」

「そうか……残念」

「何でも良いからちゃんと塗るのよ」

「わかった」

「それから薬とかサングラスとか……」

「お袋みたいだな」

「そうね
あなたって何か面倒を見てあげたくなる人なのよ」

「ふ~ん」

「どこにも行かせないで守っていたいほどよ」

「それは困るなあ~ふふ」

優しい顔で笑う智を本当に守ってあげたいと思う

「少し観光する?やめておく?」

「そうだね……結花は?
どこか行きたい所あるの?」

「美味しいラーメンが食べたいけど
人がたくさんいるわね」

「そうだね
あっでも 知り合いのラーメン屋なら大丈夫だよ」

「そう?」

「個室があるし地下に駐車場があるから
そのまま店に行けるんだ
前にプライベートで行ったことがあるんだけど電話しておけば大丈夫だと思うよ」

「そうなの
じゃあ そこに行って東京に戻りましょう」

「そうだね
じゃあ昼飯までここにいようか
俺の部屋に行こうよ」

「そうね」

荷物をスーツケースに片付けて
智の部屋に移動した







テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

妄想物語 智の恋 悪い子 その46
「智……智……
ベッドで寝ましょうね」

「え?うん
一緒に俺の部屋に……」

「もう寝ましょう
ほら……立って」

そう声をかけると目を閉じたまま起き上がった
私の肩に腕を回しベッドまで歩かせて寝かせた

「今日はありがとう
すごく嬉しいわ」

そう言って頬にキスをすると少し笑った
そしてそのまま眠ってしまった

愛してるわ
そう何度も感じて胸がいっぱいになった

お風呂に入ってからベッドに入ると
すぐに眠れた
目が覚めたのは智の手の平を感じたからだった

「おはよ」

「うん……何時?」

「7時」

「もう少し寝かせて」

「良いよ」

「ありがとう」

寝かせてと言ったのに彼の手は私を目覚めさせる

「寝かせてったら」

「良いよ」

「じゃあ その手は何?」

「あれ?勝手に動いてるぞ」

「もう……」

「何日振りかなあ
もう我慢させるなよ」

「ふふ……」

優しく滑らかに動いたり焦らしたり攻めたりと
楽しむように動く手や指
いつものように私をときめかせてくれる言葉を囁いてくれる

この人を愛してしまった
彼が私を必要としてくれていると感じ
今までにないほどの高まりを迎えた

「結花……すごく好きだよ
会いたかった」

「うん
嬉しいわ」

これ以上どうやって愛を伝えたら良いのかわからない
ただ強く抱き締めた

「智……あなたは本当に素敵な子よ
いたずら好きな悪い子だけど」

「そう?
悪いかなあ」

「素敵よ」

「ふふ……
結花ちゃんこそ素敵だったよ」

「うん……すごく……」

「ん?すごく?」

「良いわ……」

いつまでもこうしていたい
彼と肌を合わせて見つめ合う
この時間があるから生きていかれる

そう思える人が現れたことに幸せを感じていた









テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

妄想物語 智の恋 悪い子 その45
「どうしたの?」

驚いて大きな声を出してしまった

「でかい声……」

「だって……驚かすから」

「そんなに驚いちゃった?」

「うん
でもなんで?」

「部屋を取った
会えなかったら一人で泊まるつもりだったんだ」

「何泊するか言ってあったかしら」

「言ってたよ
寝ぼけながら」

「あ……そうだった?」

「うん」

「すごいことするわね」

「そうかな
こうでもしないと会えないから」

「うん……」

「結花の部屋どんな?」

「ツインだけど
智は?」

「俺もツインだよ」

そう言いながら私の部屋に入り言った

「俺の部屋の方がベッドが大きいぞ」

「そう?」

「行く?」

「ここで良いわ」

「でもシングルベッドじゃ一緒に寝れない
それとも追い出されるの?」

「そうね」

「冗談だろ?」

「ふふ……慌てちゃって」

「風呂入ろうよ」

「一緒に入れないわよ
システムバスだから」

「じゃあやっぱり俺の部屋に泊まろうよ
ベッドも風呂も広いからさあ」

「そう?
じゃあ待ってて
いろいろ持って行かなくちゃいけないから」

「早くしろよ
いつも待たせるんだから」

「しょがないでしょ
女は、みんなそうなのよ」

支度の途中、ソファーに寝そべって待っている智を見ると目をつむっていた

もうすぐ2持になる
こんな時間まで起きて待っていてくれたんだわ
ホテルを取って飛行機に乗って
わざわざ来てくれたことが嬉しかった







テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

妄想物語 智の恋 悪い子 その44
札幌での仕事は、完成した結婚式場のオープン準備だった

図面とインテリア関係の本を数冊入れたバッグはとても重く
ヒールを履いた足では疲れてしまう

早くホテルに戻ってお風呂に入りたいと思いながら笑顔でスタッフと接していた

それを二日間続け
最後の日、スタッフと打ち上げと称しての飲み会があった
まだまだ終ってはいないのだが
取り合えず、この出張の打ち上げだった

早くホテルに帰りたかったが仕方がなく最後の三次会まで付き合った
ホテルに向かうタクシーの中で
智からメールが来ていたことに気付いた

最初のメールは、3時間前だった
次のは2時間前
一番新しいのは、ついさっき午前1時だ

どこにいるの?から始まって
何してるの?になり
三通目は
まだホテルに戻って無いんだろ?いつまで遊んでるんだよ……だった

遊んでいたわけではないけれど飲んでいたから遊びかしら
そう思いながら返信を打った

(あと少しでホテルに戻るわ
智は、まだ仕事なの?)

(いや)

(何してるの?)

そう送ったところでホテルに着いた

スマホのバイブが鳴ったが見ずにフロントに向かい、ルームキーを受け取ろうとしたとき
近づいて来る人影を感じた……と同時に智の香りがした







テーマ : 大野智
ジャンル : アイドル・芸能

プロフィール

satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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