2018-08-17(Fri)
君が男と二人でカフェにいるところを見た
窓際の席で楽しそうに笑う君の笑顔が、いつもより素敵に見えたから衝動的にメールを送ってしまった
(今、何してる?どこにいる?)
スマホを見ようともしないで笑っている君を残し、俺は仕事に戻った
メールは既読になっただけで返信が来ない
その夜、二人の部屋に帰ると君は夕飯の支度をしていた
「お帰りなさい」
「なんで、メールに返信しないんだよ」
「気づいたのが夕方だったし、仕事しているのになんで?って思ったから」
「仕事?仕事なのかよ あれ誰?」
「あれって?」
「スタバで男といたのを見たよ」
「え?智、スタバにいたの?」
「いないよ……窓際の席に座ってるのが外から見えたんだ」
「そうだったの……ああ……それであんなメール……」
「誰?」
「仕事相手」
「ほんと?」
「そうよ」
「スタバで何してたの?」
「外回りのあと奢ってくれるって言うから」
「そうなんだ」
「そうよ」
「なんかムカつくんだよね」
「……」
「楽しそうだった……俺より良いんじゃねえの?」
「……」
「黙ってないで、なんか言えよ……あいつに気があるのかよ」
君は答えず、涙を堪えて僕を見つめていた
その顔を見て、そこでやめれば良かったのに追い詰めてしまった
今ならわかる
君が僕の誤解を解こうとしなかった理由を
誤解された事に傷ついたんだよね
自分を信じていない事が、悲しかったんだよね
後悔しても遅かった
君が部屋を出て行って
君の物が、寂しく残された
謝るなんて出来なかった
怒るのは当然だろうと、自分を正当化したんだ
それに、優しくて可愛い君が俺以外の男に笑顔を向けている事に腹が立ったんだ
嫉妬以外の何物でもない
君の言い訳を聞くことが出来たら
こんな別れ方は、しなかっただろう
でも君が何か言ったとしても信じなかったかもしれない
別れてから気づくことって多いよな
なんど新しい恋をしても同じことを繰り返している気がする
毎日一緒に暮らして馴れ合うと、最初の頃の気持ちが薄れて行く
相手を思って、わがままを抑える事が出来ていたはずなのに
少しずつ昔に戻ってしまうんだ
何度も君を泣かせたけれど
君は、謝れない俺を許してくれた
何もなかった様に優しく笑ってくれる君が大事だったはずなのに……
今どこにいるの?
俺がしたことを許してはくれないよね?
誰かと暮らしているの?
俺が降らせた雨は上がって、青い空の下でまた優しく笑っているの?
そんなことをずっと考えているんだ
君に教えてもらった事は多い
俺の自分本位な考え方や思いやりの足りなさを君が気付かせてくれた
優しい気持ちが溢れて君を見つめると
嬉しそうに笑ってくれたよね
ずっとここで、二人で暮らせると思ってた
君が出て行ってしまうことなんて想像したことが無かった
今でも信じられないよ
戻って来てくれないだろうか
また君にいろんな事を教えてもらいたい
もう誰かの傘になって
その人を優しく包んでいるのだろうか
俺は、君に出会ってから知った優しさで
今度は誰かを守れるのだろうか
でも今でも君を思い続けているんだから
新しい恋なんて出来るはずがないんだ
今度こそ俺が君の傘になって
守ってあげたい
忘れられないんだ
いつもよく行く公園のお気に入りのベンチに座った
君とも座った事のあるベンチだった
風が気持ちよく吹いている
青空を見上げて目を閉じた
ふと人の気配を感じて目を開けると
日だまりのような笑顔の君がそこにいた
きっと夢なんだろう
覚めないで欲しいと願いながらずっと君を見ていた
サトシックがたくさん♪




窓際の席で楽しそうに笑う君の笑顔が、いつもより素敵に見えたから衝動的にメールを送ってしまった
(今、何してる?どこにいる?)
スマホを見ようともしないで笑っている君を残し、俺は仕事に戻った
メールは既読になっただけで返信が来ない
その夜、二人の部屋に帰ると君は夕飯の支度をしていた
「お帰りなさい」
「なんで、メールに返信しないんだよ」
「気づいたのが夕方だったし、仕事しているのになんで?って思ったから」
「仕事?仕事なのかよ あれ誰?」
「あれって?」
「スタバで男といたのを見たよ」
「え?智、スタバにいたの?」
「いないよ……窓際の席に座ってるのが外から見えたんだ」
「そうだったの……ああ……それであんなメール……」
「誰?」
「仕事相手」
「ほんと?」
「そうよ」
「スタバで何してたの?」
「外回りのあと奢ってくれるって言うから」
「そうなんだ」
「そうよ」
「なんかムカつくんだよね」
「……」
「楽しそうだった……俺より良いんじゃねえの?」
「……」
「黙ってないで、なんか言えよ……あいつに気があるのかよ」
君は答えず、涙を堪えて僕を見つめていた
その顔を見て、そこでやめれば良かったのに追い詰めてしまった
今ならわかる
君が僕の誤解を解こうとしなかった理由を
誤解された事に傷ついたんだよね
自分を信じていない事が、悲しかったんだよね
後悔しても遅かった
君が部屋を出て行って
君の物が、寂しく残された
謝るなんて出来なかった
怒るのは当然だろうと、自分を正当化したんだ
それに、優しくて可愛い君が俺以外の男に笑顔を向けている事に腹が立ったんだ
嫉妬以外の何物でもない
君の言い訳を聞くことが出来たら
こんな別れ方は、しなかっただろう
でも君が何か言ったとしても信じなかったかもしれない
別れてから気づくことって多いよな
なんど新しい恋をしても同じことを繰り返している気がする
毎日一緒に暮らして馴れ合うと、最初の頃の気持ちが薄れて行く
相手を思って、わがままを抑える事が出来ていたはずなのに
少しずつ昔に戻ってしまうんだ
何度も君を泣かせたけれど
君は、謝れない俺を許してくれた
何もなかった様に優しく笑ってくれる君が大事だったはずなのに……
今どこにいるの?
俺がしたことを許してはくれないよね?
誰かと暮らしているの?
俺が降らせた雨は上がって、青い空の下でまた優しく笑っているの?
そんなことをずっと考えているんだ
君に教えてもらった事は多い
俺の自分本位な考え方や思いやりの足りなさを君が気付かせてくれた
優しい気持ちが溢れて君を見つめると
嬉しそうに笑ってくれたよね
ずっとここで、二人で暮らせると思ってた
君が出て行ってしまうことなんて想像したことが無かった
今でも信じられないよ
戻って来てくれないだろうか
また君にいろんな事を教えてもらいたい
もう誰かの傘になって
その人を優しく包んでいるのだろうか
俺は、君に出会ってから知った優しさで
今度は誰かを守れるのだろうか
でも今でも君を思い続けているんだから
新しい恋なんて出来るはずがないんだ
今度こそ俺が君の傘になって
守ってあげたい
忘れられないんだ
いつもよく行く公園のお気に入りのベンチに座った
君とも座った事のあるベンチだった
風が気持ちよく吹いている
青空を見上げて目を閉じた
ふと人の気配を感じて目を開けると
日だまりのような笑顔の君がそこにいた
きっと夢なんだろう
覚めないで欲しいと願いながらずっと君を見ていた
サトシックがたくさん♪



