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妄想物語 智の恋  フラッシュバック 終
もうすぐクリスマスだな
街中クリスマスの飾りで溢れてる

しばらく会わないようにしていた
もちろんメールも電話もしていなかった

紗夜子さんが気持ちの整理をすると言っていたからそうした方が良いと思った

今まではクリスマスが近付くと女の子と過ごしたくなり
手近なところで声をかける事も何回かしていた

でも今は違う
好きな人といたいから
遊びの関係はいらなかった

紗夜子さん
何をしているのかな

あの店にもしばらく行っていなかったから
コーヒーも飲みたかったし
働く彼女の姿を見たかった

仕事が急に休みになり
暗くなる前に帰れることになった
行ってみよう
あのカフェで彼女に会いたかった

久しぶりに店に入った
揃いの赤いTシャツを来た店員が目に入る

皆 胸に可愛いクマのブローチを付けていた
店で売っているものだ

彼女はいるかな
そう思って見回した

いた
テーブルを拭いて椅子の位置を直している

ドキドキしてしまった
長い髪を上にまとめ大きな飾りで留めていた
綺麗な首筋にホクロが見える

後ろ姿に釘付けになる

こっちを向いた
少し口元を緩ませ会釈した
好きだな
本当に惚れてるんだ

俺の方に近づいて来て言った

「こんにちは」

「こんにちは
やっぱり俺…最初からなんて無理
もうあなたに惚れてる」

「ふふふ」

「わかってくれる?今日家に来てよ」

「良いわ」



これから彼女が家に来る
冷蔵庫にビールとワインが冷えている

ちょうど昨日魚をさばいて作った刺身がある
一緒に飲んでこれからの話をしよう

落ち着かない気持ちで待っていたが
シャワーを浴びておこうかなと思って笑った

何を焦ってるんだ
これから始めるつもりなのに・・・
きっと彼女はそう思っているはず

今年のクリスマスはいつもと違うかもしれないな
そう思ったらまた胸が温かくなった

玄関のチャイムが鳴った
嬉しくて笑ったままドアを開けた

終わり



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妄想物語 智の恋  フラッシュバック その35
少し無理矢理だったけど
流行りの壁ドンで迫ってみた

一瞬驚いた目をしたけど
構わず唇を合わせた

「駄目よ」

「なんで?」

「やっぱり出来ない
どうしても娘の顔が浮かぶの」

「気になるんだ」

「そうね」

「俺だって少しは罪悪感っていうか
チラッと考えるけど
もうあなたとの間に紗良はいないんだ」

「ええ…
あの子はもう新しい恋をしてるから
大丈夫なんだろうけど…」

「そうなんだ
新しい相手出来たんだね
良かった」

「ええ…
その人と暮らすって家を出て行ったわ」

「そうか…
じゃあ今度は紗夜子さんも自分の事考えて良いんじゃないの?」

「そうかしら」

「うん…
水飲む?」

「ありがとう」

俺はコップに水を入れて紗夜子さんに渡した
なんとかしたい
もっとキスしたかったし
優しく抱いてやりたかった
でも今はまだ我慢が必要だと思った

それじゃあ どうすれば良いか
このままではどうにもならない気がした

「そうだ…
もう一度やり直す?」

「何を?」

「今までの関係じゃなく
新しく出会い直すんだ」

「え?」

「初めて会って気になるようになって
初めて話してデートする
そうしよう…決めた」

「それで?」

「いつ店に行くか わかんないよ
紗夜子さんのいないときに行っちゃうかもしれないし
初めて会うかもわかんない」

「ふふふ」

「面白いだろ?
じゃあ今日はここまでにする」

「わかったわ
少し心の整理をしておくわ」

「うん…
俺は紗夜子さんと付き合いたい」

「ええ…わかったわ」


新しく出会い直す
それでゆっくり付き合いたい
大事な人になりそうな気がするから離したくない

俺を本気で好きになってもらいたい
こっちは完全に落ちてるんだけどね

さてと
いつ頃店に顔を出すかな
しばらく行かないで間を空けよう
そして目が合って始まるんだ
なんだか新しい関係になれそうでわくわくした

いつか聞いてみたい
あの夜の事を覚えているのかって…
でもそんなに大した事じゃない気もした



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妄想物語 智の恋  フラッシュバック その34
「今度一緒に飲みに行かない?」

「大丈夫なの?
私なんかを連れて歩いても…」

「連れて歩けないから店で待ち合わせになるけど良いかな」

「良いけど…」

「知り合いの店だから
中に入っちゃえば心配いらないんだ」

「そうなのね」

「うん」

「何が好きなの?
居酒屋だけどいろいろ作ってくれるんだよ」

「和食かしら
魚とか煮物とか…
若い頃とは変わってきたから…
こんな事ばかり言って嫌ね」

「ねえ紗夜子さん
良いんだよ…今の紗夜子さんは素敵だよ」

「そう?
そんなこと言われると自信になるわね嬉しいわ」

「俺には すごく素敵な大人の女って感じなんだ
歳なんて気にしなくて良いよ」

「そう?」

「うん そうだよ
飲んだあと家においでよ」

「そうね」

「楽しみだな」

「ええ…」


そんなことを言ってたのに
その夜になったら
家に寄らずに帰ると言う

「なんで?来るって言ってたのに…」

「ちょっと飲み過ぎたわ
あなたもだいぶ飲んでるし…」

「だからおいでよ」

「でも…」

「良いから行こう」

タクシーを拾って先に乗せた
こういう時は少し強く出た方がうまく行くんだ

部屋に入るとちょっと意地悪な気分になった



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妄想物語 智の恋  フラッシュバック その33
「こんな感じで良かったかな」

紙フィルターにコーヒーを入れ
熱湯を少しだけ回し入れる
少し置いてからまたお湯を入れた

「そうね
それで良いんじゃない?」

「うん」

「良い香りだわ」

「そうだね」

マグカップに入れてリビングに運んだ

「どうぞ」

「ありがとう」

二人で同時に口をつけた

「美味しいわ」

「うん旨いね」

「上手じゃない」

「そう?
今度来たときは紗夜子さんが入れて見せて」

「ええ…良いわよ
ふふ…紗夜子さんなんて人から呼ばれたことがないから恥ずかしいわ」

「そうなんだ
でも苗字より良いよね?」

「そうね」

三人掛けのソファーに並んで座っている

コーヒーの話をひとしきりすると
二人とも黙った

ドキドキしてきたので深呼吸したのがバレた

「どうしたの?」

俺の方を見て言った

「いや…なんでも…」

抱き締めたい
綺麗にまとめている髪を下ろしたい
そう思いながらも出来ずにいる
今までなら簡単に進められたけれど
紗夜子さんは違った

なんだろう
まだもったいないような…

曖昧な関係が楽しく思えるからなのか
もう全て知ってるんだよという余裕なのかわからなかったが
居心地の良い感じが続いていた



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妄想物語 智の恋  フラッシュバック その32
二人だけで会える場所
そう思ったら引っ越しをしたくなった

昔の彼女に合鍵を渡したまま返してもらっていないのもあるが
一番は紗良に秘密にしたいと強く思っている紗夜子さんの為でもあった

でも彼女の勤め先のコーヒー店から遠くに行くのは やめたかったので
駅の反対側で探していた

しばらく探していたが
セキュリティーのきちんとしたマンションに空きが見つかったので
すぐに引越しをした
初めて迎える女性は紗夜子さんだなと思うと口元が緩んでしまう
まあまだそんな関係ではないんだけど・・・

その線を越えるにはまだ時間が必要な気がした
いまだに店内か公園のベンチでしか会っていないんだから

それに紗夜子さんはそうなることを拒んでいる気もした

一度ベンチで話しているとき
偶然手が触れたのでそのまま握ってみたけど
それだけだった
色っぽい目でこっちを見るでもなく
握り返すこともなく
じっとしていた

俺の経験上
こういう時はキスまで行っちゃうんだけどダメだった

まあゆっくり自分を焦らしているのも楽しいんだけど
その気が全くないのだとしたらちょっと不安だった

時々メールや電話で話し
コーヒーを飲みに店に行ったり公園のベンチで待ち合わせて会ったりしていたが
ベンチに座っていると風が冷たく感じる季節になってしまった
そろそろ家に呼びたい
そう思い誘った



紗夜子さんがマンションに初めて来る日が来た
俺は部屋で待っていた
来客を知らせるインターフォンが鳴り
モニターを見ると紗夜子さんが映っている

綺麗だな

すぐに返事をせずに顔を見ていたら
もう一度押されてしまった

「はい」

「こんにちは」

「開けたから入って」

「はい」

今度は部屋のインターフォンが鳴った

すぐにドアを開けた

「どうぞ」

「お邪魔します
素敵ね 広いわ」

「そうかな
前の方が広かったかも」

「そうなの」

「うん」

好きな人が自分の部屋にいるっていうことだけで
少し舞い上がっていた
俺のこと好きかなとか思っている自分が思春期の頃みたいでおかしかった

大人なんだからわかってるはず
男の部屋に来るってことは
つまりは良いってことだよな
違うかな
どうなんだろう

あれこれ考えてたらリビングのソファーに座った彼女が言った

「今日はありがとう
コーヒーを入れてくれるんでしょう?」

「あ・・・そうだった
コーヒー飲みに来てくれたんだったね」

「そうよ やってみせて」

「うん」

調子が狂うな
そう思いながらキッチンでコーヒーの準備をした



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Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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