2014-07-12(Sat)
井の頭公園でのアート市
以前から参加してみたかったイベントだった
今年は抽選に当たったので
初めて出展する
彼と私の大好きな公園
ハンドメイドの店の他に
食べ物屋さんやハンドメイドの体験ブースがある
いろいろなジャンルのミニコンサートもあって
一日楽しめるイベントになっていた
その中に私もお店を出せる
横浜から運転して行く自信がなかったので、大野さんに相談すると
車を出してくれると言う
現地集合で、いつも手伝ってくれる友達夫婦と斎藤さんが来る予定だった
時間通りに着くと斎藤さんが来ていた
「おはようございます
朝早くからすいません」
「俺の家からは近いからね」
「良いですね」
「智 朝から彼女と一緒で良いなあ」
「だろ?夕べ泊まっちゃった」
「そうかよ ふん どうせ同じマンションなんだからいつもどっちかの部屋に一緒にいるんだろうよ」
「まあね ふふふ」
私のブースは児童公園の近くで
木漏れ日がキラキラする良い場所だった
5人でテーブルを組み立て
麻布を広げたり
品物を並べるための棚やかごなどを出し
アクセサリーを並べたりした
友達夫婦は並べ終わると公園内を散策に行った
斎藤さんは持ってきた椅子に座り
店主の雰囲気を出して座っている
大野さんは今日は
ずっと一緒にいられると言う
夕べから今夜遅くまで側にいることが嬉しい
斎藤さんは何か会ったときに助けてくれるそうなので心強かった
大野さんは早速サクラになって
向こう側でアクセサリーを選び始めた
キャップを被りマスクをしているので
気付かれることはないだろう
斎藤さんと私が店の人間で大野さんがお客さんの振りをして
会話していると
通りすがりの人が立ち止まってくれる
「素敵だわ~
このラップブレス芸能人がよくしてるのと似てるわ」
「そうですか
どうぞ着けてください」
「良いんですか?」
「はい」
そういうと斎藤さんが若い女の子の腕に巻いて留めてあげる
そんな仕草の似合う人だ
「素敵ですよ よくお似合いだ」
女の子は そんな言葉までかけられて嬉しそうに微笑み買ってくれた
ラッピングしようとしたがそのまま腕に着けて行った
「斎藤さん お上手」
「そうか?じゃあこれからもずっと一緒にやろうか」
冗談に決まってるのに大野さんが口を挟む
「ちょっと やめてよね
斎藤さんには感謝してるけど奈々美さんは絶対に俺だけなんだからね」
「わかってるよ
だったら智・・・もっと宮崎さんの事 ちゃんとしてあげなよ」
「うん それを言われると弱っちゃうんだよね
ちゃんとしたいけど まだ待っててとしか言えないんだ ごめんね」
「これ以上何もいらないんだから良いのよ」
「二人きりにしてやるか
コーヒー買って来てやるよ」
斎藤さんは 他の店を眺めに行くと言って立ち上がった
「旨そうなものあったらメールしてよ」
「おう」
こんな風に店の後ろに座って道行く人たちを眺めたり
公園で遊ぶ小さな子供の声を聞いたり
時々立ち止まってくれるお客さんと話をして
私の作るものを買ってもらう
隣には世界で一番大事な人がいる
何て幸せな時間なんだろう
彼のマスクした顔を見て
優しく笑う目を見て抱きつきたくてたまらなくなっている
「あなたをすごく好き
私は今とっても幸せよ」
「俺も今そう思ってた
奈々美が本当に好きだよ」
初めて呼び捨てされてドキドキし
我慢しきれなくなって抱きついた
「おいおい…こら」
「だって…」
すぐに離れたが
嬉しくて彼の顔を見つめていた
ターコイズブルーのブレスレッドとシルバーのリングが
私たちをいつまでも繋いでいてくれる気がした
終わり
いつも応援ありがとう♪

余力があったらこちらへも♪

以前から参加してみたかったイベントだった
今年は抽選に当たったので
初めて出展する
彼と私の大好きな公園
ハンドメイドの店の他に
食べ物屋さんやハンドメイドの体験ブースがある
いろいろなジャンルのミニコンサートもあって
一日楽しめるイベントになっていた
その中に私もお店を出せる
横浜から運転して行く自信がなかったので、大野さんに相談すると
車を出してくれると言う
現地集合で、いつも手伝ってくれる友達夫婦と斎藤さんが来る予定だった
時間通りに着くと斎藤さんが来ていた
「おはようございます
朝早くからすいません」
「俺の家からは近いからね」
「良いですね」
「智 朝から彼女と一緒で良いなあ」
「だろ?夕べ泊まっちゃった」
「そうかよ ふん どうせ同じマンションなんだからいつもどっちかの部屋に一緒にいるんだろうよ」
「まあね ふふふ」
私のブースは児童公園の近くで
木漏れ日がキラキラする良い場所だった
5人でテーブルを組み立て
麻布を広げたり
品物を並べるための棚やかごなどを出し
アクセサリーを並べたりした
友達夫婦は並べ終わると公園内を散策に行った
斎藤さんは持ってきた椅子に座り
店主の雰囲気を出して座っている
大野さんは今日は
ずっと一緒にいられると言う
夕べから今夜遅くまで側にいることが嬉しい
斎藤さんは何か会ったときに助けてくれるそうなので心強かった
大野さんは早速サクラになって
向こう側でアクセサリーを選び始めた
キャップを被りマスクをしているので
気付かれることはないだろう
斎藤さんと私が店の人間で大野さんがお客さんの振りをして
会話していると
通りすがりの人が立ち止まってくれる
「素敵だわ~
このラップブレス芸能人がよくしてるのと似てるわ」
「そうですか
どうぞ着けてください」
「良いんですか?」
「はい」
そういうと斎藤さんが若い女の子の腕に巻いて留めてあげる
そんな仕草の似合う人だ
「素敵ですよ よくお似合いだ」
女の子は そんな言葉までかけられて嬉しそうに微笑み買ってくれた
ラッピングしようとしたがそのまま腕に着けて行った
「斎藤さん お上手」
「そうか?じゃあこれからもずっと一緒にやろうか」
冗談に決まってるのに大野さんが口を挟む
「ちょっと やめてよね
斎藤さんには感謝してるけど奈々美さんは絶対に俺だけなんだからね」
「わかってるよ
だったら智・・・もっと宮崎さんの事 ちゃんとしてあげなよ」
「うん それを言われると弱っちゃうんだよね
ちゃんとしたいけど まだ待っててとしか言えないんだ ごめんね」
「これ以上何もいらないんだから良いのよ」
「二人きりにしてやるか
コーヒー買って来てやるよ」
斎藤さんは 他の店を眺めに行くと言って立ち上がった
「旨そうなものあったらメールしてよ」
「おう」
こんな風に店の後ろに座って道行く人たちを眺めたり
公園で遊ぶ小さな子供の声を聞いたり
時々立ち止まってくれるお客さんと話をして
私の作るものを買ってもらう
隣には世界で一番大事な人がいる
何て幸せな時間なんだろう
彼のマスクした顔を見て
優しく笑う目を見て抱きつきたくてたまらなくなっている
「あなたをすごく好き
私は今とっても幸せよ」
「俺も今そう思ってた
奈々美が本当に好きだよ」
初めて呼び捨てされてドキドキし
我慢しきれなくなって抱きついた
「おいおい…こら」
「だって…」
すぐに離れたが
嬉しくて彼の顔を見つめていた
ターコイズブルーのブレスレッドとシルバーのリングが
私たちをいつまでも繋いでいてくれる気がした
終わり
いつも応援ありがとう♪

余力があったらこちらへも♪
