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妄想物語 智の恋 夢の向こうへ  終
久しぶりにパーティーに来た

会場は いつもより派手にディスプレイされていた

生バンドも入っている
ここで一緒に踊りたいと百合が誘ってくれたんだ
好きな曲を演奏してもらって
可愛い子とダンスできるなんて最高だよ

最近一緒に暮らすようになった百合のパパとママ
結婚はしないらしいけど
その二人にプレゼントしたいと百合がスタッフと相談して計画したそうだ

何も知らない二人が
連れ立って入って来ると
一斉にクラッカーが鳴らされ
音楽が始まった

「あら?何?」

ママが百合に向かって言った

「リリイ~お前・・・何した?」

パパも驚いている

百合が二人にシャンパングラスを手渡し言った

「二人のこれからにカンパ~イ」

そう言って
そこにいる全員で乾杯した

パパとママは
顔を見合わせて嬉しそうにしている

百合が二人に向かって両手を広げ
三人が抱き合うのを見ていた

良かったね 百合・・・

「智も来て」

「え?」

「智も・・・ほら・・・」

三人に俺も加えてもらい抱き合った

「智 好きよ」

「俺も百合が好きだよ」

「何で今言うのよ・・・」とママに言われて笑った

百合がバンドの方を向くと音楽が変わった
俺に手を差し出してフロアの真ん中に連れて行く

初めて踊った時のように
百合の踊りたいように合わせて踊ると
嬉しそうな顔をした

くるくる回そうとすると上手に回り
受け止めた俺の腕の中でまた言った

「智 大好きよ」

「うん 俺も」



これからもきっとこうやって百合と会って
少し危ないけど俺の部屋に呼んだりするんだろう

初めて会った時よりずっと優しい顔になった百合

さて次に会う日まで
また忙しい毎日が始まるな

この可愛い人がいつも待っていてくれると思うと頑張れる

君に会えて良かった



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妄想物語 智の恋 夢の向こうへ その36
こんな風に大沢さんにいつも守られてしまっている

本当は俺が百合を守りたいんだけどな
時々俺のマンションに泊まることもある

刺激を求めて危ない事をしたくなるんだな

でも彩花に念を押されているから
気を付けなくちゃいけない

百合が帰る時は大沢さんを頼んでいる
それもちょっと嫌なんだけど仕方ない
俺の方も一緒に守ってもらってるって事なんだな


そう・・・
百合の父親にちゃんと挨拶に行った

百合の父親の家というかホテルの部屋で会ったんだ

それは広いリビングで
ここでパーティーをしても良いぐらいだった

強面の男と思っていたのが百合の父親で
慣れると優しくてやっぱり父親なんだと感じる

その時母親も来ていたんだ

百合には言えないけど
それはそれは美人なお母さんだった

百合を26歳で生んだんだから23足すと49歳か

綺麗な人だった
とてもその年には見えない
30代と言われても信じてしまうだろう

見つめられて目が離せなくなって困っていると
百合が脇腹をつねった

「綺麗でしょう?
だめだからね」

「わかってるよ」

お父さんも一緒になって言った

「こんな美人みたことないだろ?
俺は惚れて惚れてお願いして付き合ったんだ」

「そうですか
気持ちわかります」

「わかっちゃ駄目」

百合が言うとみんなが笑った

「智さん これからも百合をよろしくね」

お母さんに言われて改めて百合を大事にしたいと思った

百合は俺の腕に腕を入れてくっついている
顔を見るとニコニコしていた

「ほんとに可愛い人です」

「あらあら・・・良いわね~百合」

「うん・・・智が大好きだわ」

「リリイ それ位で良いぞ・・・
手を離したら?」

みんなで笑って暖かい空気が流れた


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妄想物語 智の恋 夢の向こうへ その35
最近は外の店に飲みに行く事も多い
今日も店で待ち合わせて飲んだ

地下にある店から一緒に出て
タクシーを待っていると
突然フラッシュが光った

まずい・・・と見回すと
俺達のすぐ側にあの大沢さんが立っていた

カメラマンと俺達の間に立ちふさがり
ガードしてくれていた

大沢さんはカメラマンに静かだが強く言った

「写真を撮るなよ 近づくな」

カメラマンは去って行った



「すいません」

「大沢さん ありがとう」

「リリイ・・・気を付けなくちゃ駄目だよ
智さんもね」

「はい
ちょっと酒が入ってうっかりしました」

「迎えに来ていて良かったですよ」

「タクシーで帰ろうと思ったのよ」

「駄目ですよ
いつも通りにしてくれなくちゃ」

「わかったわ
智さんも送るわ
乗って・・・」

「あ・・・うん
ありがとう」

黒いレクサスは滑らかに発進した
百合が肩に頭を乗せてくる

「百合・・・見えるから・・・」

「平気・・・ねえ 智さんのマンションに行きたいな」

「え?駄目だろ?帰らなきゃ・・・」

「大沢さん 良いよね?私も降りるから」

「わかりました」

「ほら 良いって」

「でもさ」

「誰かいるの?
女の人がいたりして」

「いるわけない」

「じゃあ良いでしょ?」

「うん
じゃあ来てよ
それで・・・帰りの車は?」

そう言うと大沢さんが言った

「待ってます」

「マジか・・・」

「何時間でもお待ちしますよ
智さん まずい事でもありますか?」

「まずいでしょう
そんな・・・何もできなくなっちゃうよ」

「ふふふ・・・
何もしないから大丈夫
すぐ戻るから
ちょっと見たいだけよ」

「なんだ・・・」

「ふふふ・・・残念そう
また私の部屋に来てね」

「うん そうだな」

俺のマンションの地下駐車場に
マネージャーの為に借りているスペースがある
そこで待ってもらうことにした

エレベーターで5階に上がる

人がいるといけないからと離れて歩く

鍵を開けて中に入ると
百合はすぐに抱きついてキスしてきた

「キスして欲しかったから・・・
上がらなくても良いの
ここで良いから」

「そんなこと言わないで靴を脱ぎなよ」

「今度ね
大沢さんの車で来るとこういうことになっちゃうのよね
帰るわ」

「え~?マジかよ
帰るの?
じゃあもう一回」

「うん」

百合を抱き締めてうんと優しく強く長くキスをする

背中に回した手を前に動かすと唇を離して言った

「だめよ・・・お願い やめて」

「でもさ」

「今日はごめんね」

「ほんとに帰るの?」

「ごめんなさい
また会ってね」

「また会おうね」

百合がエレベーターに乗るのを見届けて部屋に戻った



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妄想物語 智の恋 夢の向こうへ その34
「心配しなくて良いんだよ
俺は百合が本当に好きなんだから
もっと好きになっても良いよ」

「ふふふ
嬉しい」

「寒くない?
何かかける?」

「うん
ベッドに毛布があるけど」

「取ってくる」

「うん」

二人で毛布にくるまる

「百合は良い匂いだな」

「そう?」

「うん 俺 初めて会ったときから百合に惚れてたんだな
一目惚れだな」

「ほんと?」

「そうだよ
俺のものにしたいって思った」

「ふふふ
そうなっちゃったね」

「うん
好きでたまらないんだ
こうやって捕まえていたい」

「うん
私も智を捕まえてる ふふふ」

「ずっと好きだよ」

「私も智をずっと好きでいる」

柔らかな百合
あどけない顔で俺を見ている
不思議な子だな

いろんな事を経験しているようでいて
でもそうでもなくて

大人っぽい顔を見せることもあるけど
まだまだ大人になりきれてないような

ずっと夢見ていたものは見つけられたのかな
俺がそうだったら嬉しいんだけど

そんな事を考えながらキスをするとまた俺を求めてきた

小さな百合を毛布にくるんだ

「ふふふ・・・何?」

「可愛いからこうやって連れてっちゃう」

「ふふふ・・・智・・・あなたってほんとに素敵な人ね」

「そうかな?百合に参ってるだけだよ」

そう言いながら隣の部屋に運んだ



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妄想物語 智の恋 夢の向こうへ その33
百合はサーモンピンクのふわふわした部屋着を着ている

肩に手を置いて触ってみた

「可愛いの着てる」

「そう?
もう外には出ないからこんな格好」

「ふふふ…
あったかそうだね
柔らかくて気持ち良い」

「ふふふ」

「お風呂入ったの?
シャンプーの匂いがするね」

「入ったわ
智が来るんだもん
入る?」

「うん 悪いね」



「どうぞ
タオルはこれ使ってね」

「うん・・・
きれいだね
自分で掃除するんだ」

「するわよ
子供じゃないんだから全部一人でやってるよ
ご飯も作れるわ」

「へえ~意外な感じ
何もしないお嬢さんみたいだったからさ」

「そう?」

「じゃあ入らせてもらうね」

「あの赤いスイッチ押すと音楽が聴こえるのよ」

「へえ~そうなんだ
すごいな
一緒に聴く?」

「え?良いよ」

「冗談だよ」



綺麗な浴室でのんびりさせてもらっちゃった

ここに男が来たことがあるのかな
一緒に風呂に入ったりしたのかな

今までどんな男とどんな事してきたんだろう
俺には珍しく前の男を気にしてる

早く出て抱き締めたくなった
髪を急いで乾かし部屋に戻ると
百合はソファーに横になっていた

顔を覗くと目を閉じている

暫く顔を見ていた
涙の後があった

どうして泣いたのだろうか

緑色の毛足の長いラグに膝を付いて
百合の髪を撫でる

目を開けた百合にキスすると
首に手を回してきた

「智…私の事ずっと好きでいてくれる?」

「うん…ずっと好きだよ」

「私…好きになると振られちゃうの」

「なんで」

「すごく好きになっちゃうから駄目みたい」

「そんなことないよ
そんなに好きになってくれたら嬉しいんじゃないの?」

「そうなのかな
駄目なんだと思ってたんだけど」

「俺は嬉しいよ」

「ほんとう?」

「ほんとだよ」

まったく…この子は今までどんな奴と付き合ってきたんだろうか
百合を大事にしてくれた男はいなかったのかな

Tシャツ一枚でいる俺に抱きつくと言った

「智あったかいよ」

「うん
綺麗な風呂で気持ち良かったよ」

「良かった」

あっちの部屋行こう?
そう言うと百合は手を離さずに
ここで良い?と言う

可愛いな
そのままソファーで百合を抱いた




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satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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