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妄想物語 智の恋 続 花の名の女性(ひと) 愛する  終わり
準備期間を1ヶ月もらって
ラジオの仕事に復帰した

花音を幼稚園バスに乗せて家に戻らず車でラジオ局に向かう
海斗を用意してくれているベッドに降ろし
スタッフにお願いして録音ブースに入る

短い時間のコーナーだったが
今の私には丁度良い

海斗がぐすり出すとスタッフの女性が抱き上げあやしてくれた
収録が終わり海斗を抱くと嬉しそうな顔をした

「ありがとうございました
またよろしくお願いします」

そう言って家に戻ると花音の迎えの時間になった
海斗を前抱っこしてバス停に向かう

忙しかったが充実していた



「すみれ……大丈夫?
疲れてない?」

「大丈夫よ
週一回だし今のところ二人とも熱を出さないしね」

「そうだね
良い子達だ」

「うん」

「俺もまた公開放送に呼ばれてるんだ」

「そうなの
また翔太さんに意地悪な質問されるんじゃないの?」

「だよね
まあ喋れる範囲で話すけど」

「うん……
なんだか楽しいわ
子育てだけじゃなくて別の世界もさせてもらえて」

「良かったよね」

「うん
智くんのお陰よ全て」

「そんなことないよ」

「応援してくれてるから出来るのよ」

「家事も子育ても仕事もやるのが大変じゃないって思えるのがすごいと思うよ」

「そうかな
やれるところまで頑張るわ」

「うん
良かった」

智くんの目が優しくなって私を見つめる
私の大好きな顔をしている
こういう顔を見ると抱きつきたくなる

そんな私の考えている事がわかるらしく
にやりと笑った

「ふふ……ほら……」

そう言ってから声を出さずに「おいで」と口を動かした

「うん……」

広げた両手に抱き締められに胸に向かう

「すみれ……」

「智くん……」

「いつまでも可愛い人だ」

「そう?嬉しい……」

頭を撫でてもらうと幸せが溢れてくる
本当に素敵な人だわ
この人の為に生きていきたい
幸せだと感じて貰えるようにしていたい

愛してる

そう思って背中に回した手に力を入れた

「すみれの事……ずっと幸せにするよ」

「私も智くんを幸せにしたい」

「ふふふ」

「ふふふ」

笑い合って見つめ合う

寝ていたはずの海斗が
ご機嫌な時の声を出して私を呼んだ


終わり




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妄想物語 智の恋 続 花の名の女性(ひと) 愛する その20
海斗をベッドに降ろして
智くんの夕飯の準備をした

焼いて冷蔵庫に入れておいたハンバーグと花音の大好きなカボチャのポタージュを温めた

海斗はベビーベッドに付けたメリーを見て
手足をばたつかせて喜んでいる

髪を拭きながら智くんが戻って来た

「乾かしてくれば?」

「面倒くさい」

「寝癖が付いちゃうでしょ?」

「良いよ どうせ帽子被っちゃうんだから」

「やってあげるから」

「やってくれる?」

子供が生まれるまでは、よく一緒にお風呂に入った
お互いの背中を流して髪を洗い合った
ドライヤーをしてあげると気持ち良さそうな顔をした

海斗が生まれてから初めてドライヤーをしてあげた

「よく一緒に風呂入ったね
髪も洗ってくれたしドライヤーもやってくれたよね」

「そうね」

「やっぱ嬉しいよ」

「これからだってやってあげるわよ」

「ふふ
すみれさん……」

そう言って素敵な顔を作ってみせる
電子レンジが出来上がったと鳴っている

「何しようとしてるの?だめよ
ご飯食べるんでしょう?」

「ばれたか」

食事しながら今日翔太さんからもらったプリントを見せた

「どんな感じなの?出来そう?」

「うん やってみたい」

「じゃあ決まりだね」

「大丈夫かな」

「大丈夫だよ
なんとかなるよ
いろんな事を心配し出したらきりがない
その時その時考えて行こうよ」

「そうね
そうかもしれないわ」

「うん
すみれの事を待っていてくれるリスナーの為にも頑張ってみようよ」

「うん
そうね」

智くんにいつも背中を押されて前に進める

「明日翔太さんに電話するわ」

「うん
近々会おうよって言っておいて」

「わかりました」




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テーマ : 大野智
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妄想物語 智の恋 続 花の名の女性(ひと) 愛する その19
花音が、一生懸命応援したおかげなのか智くんのチームが勝った

勝った勝ったと飛び跳ねて喜んでいる
それもまた写真に納めた

寝る前に温めた牛乳を飲み
歯みがきをした花音をベッドに寝かせた

まだ隣にいないと眠ることが出来ないので
海斗も一緒に横になって寝かせた

幼稚園に行って体を動かした日は寝付きが良かった

寝入った花音を見ていると口元が動き少し笑ったように見えた

「可愛いね 花音……」

海斗が手足をバタバタさせて存在をアピールする

今度は海斗の相手をする番だ
抱き上げてリビングに戻った

時計を見ると9時になっていた
智くんは、遅くなるって言ってたわね

私は海斗を膝に抱きながら翔太さんに渡されたプリントを読んだ

結婚前から花音を生む直前までラジオ局に通い
収録したり取材に出掛けていた
毎週土曜日の公開番組も続けされてもらった

花音が生まれてからはラジオ局に連れて行ったり
幼稚園のお迎えを母に頼んだりして海斗の出産まで続けた

でも今度は子供が二人になった
二人の子供を私の都合に合わせてしまって良いのか
どちらかが体調の悪い日は、どうするのか
いろんな事が浮かんでくる

海斗がむずかりだした
オムツを替えておっぱいを飲ませると
コクコクと吸ってくれる
母親なんだと実感し満足しながらも
やっぱり仕事を続けたいという思いが湧いて来た

頑張ってみようかな

そう考えた時
玄関の鍵が開く音がした

リビングに入って来た智くんは
ただいまと言いながら海斗に目をやった

「お帰りなさい」

「おっ良いね~海斗
旨いか?」

「ふふ
お疲れ様」

「うん
花音は寝たか?」

「うん 少し前に」

「間に合わなかったか~」

「テレビ見てたわよ」

「うん
写真見たよ
みんなに見せちゃった
可愛い可愛いって言ってくれた」

「そう
皆さん親バカだって思ってるわよ」

「だろうね
良いさ
本当に可愛いんだから」

「ふふ
お風呂入ってくれば?」

「うん」

「着替え置いてあるわよ」

「サンキュ」

「夕飯食べたの?」

「う~ん
ちゃんとは食べてないんだ
何かある?」

「用意するわ」

「悪いね」

そう言いながらお風呂に向かった




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妄想物語 智の恋 続 花の名の女性(ひと) 愛する その18
「おじちゃん……」

「花音ちゃん 大きくなったね
髪の毛も可愛くして……」

「うん ママが結わえてくれるの」

「良いね
今度 恵と家の赤ちゃん連れて来るね」

「うん けいちゃんに会いたいな」

「また来るね
じゃあ……すみれさん体に気を付けて
智によろしくね」

「はい
今日は、わざわざありがとうございました」

そう言って翔太さんと別れ部屋に戻った

「花音……お弁当全部食べた?」

「食べたよ」

「えらいね」

手を洗い、うがいをしてリビングに戻ってきた花音におやつを用意した

これから寝るまでが忙しい
海斗に構ってばかりだと花音が焼きもちを焼く
できるだけ花音を見ていてあげたいと思っている

ままごと遊びを始めた花音の相手をする
最近は、海斗も仲間に入れたがり
ベビーラックに寝かせた海斗にもコップやアイスクリームのオモチャを渡して満足していた

「花音……今日パパがテレビに出るわよ
早くお風呂から出て来ようね」

「うん パパ見る
パパ頑張るかなあ」

「そうね きっと頑張るわね」

「勝てるかな」

「勝てるわよ」

「花音 応援しなくちゃ」

「そうね」

夕飯を用意している間
花音はテレビを見て待つことが多くなっている
外国アニメのDVDだったり話題の子供向けの映画だったり
智くんが どこかで聞いては買ってくるからたくさんになった

夕飯を食べさせ3人でお風呂に入る

先に花音に服を着せてから海斗の支度をし自分も服を着る
忙しかったが花音の聞き分けが良くなって来たので少しづつ楽になってきた

リビングに行くと自分でチャンネルを合わせ
智くんの出る番組をつけた

ちょうど始まったところだった

「パパ!かいちゃん!パパだよ ほらあそこ!」

「海斗にもわかるかしらね」

そう言って抱いた海斗をテレビに近づけるとじっと見ている
視線の先は智くんだった

「海斗もパパだってわかるようになったのね」

「かいちゃん!パパだよ がんばれ~って応援しよう」

「そうね
がんばれ パパ」

私は花音のそんな様子が嬉しくて
スマホで写真を撮った
生放送ではないので他の場所で仕事をしている智くんにその写真を送った




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妄想物語 智の恋 続 花の名の女性(ひと) 愛する その17
コンシェルジュから来客の知らせが来た
数分たってから
翔太さんが玄関のチャイムを鳴らした

「いらっしゃい」

「お邪魔します」

そう言って手にしていたケーキの箱を渡してくれた

「ここの旨いらしいよ
恵が買って行きなさいってさ」

「ありがとう
そうなんだ
知らなかったわ
ちょっと世間の話題から離れてしまってるからかな」

「そんなことないと思うけど」

「テレビも見なくなっちゃってるし
あ……大丈夫なのかしら
流行りに疎くなってたら仕事どころじゃないかもしれないわ」

「本題に入る前に海斗くん見せてよ」

「そうね
ここにいるわ」

リビングのベビーベッドに寝ている海斗を抱き上げて翔太さんに見せた

「可愛いなあ
家の子が一番だと思ってるけど
智とすみれさんの良いとこ取りな顔してるよ」

「ふふ……ありがとう」

「海斗くんを見たところで早速だけど
時間がないから話そうか」

「そうね」

私は用意しておいたコーヒーをマグカップに入れてリビングテーブルに置いた

ケーキを出そうとすると
俺は良いからすみれさん食べなよと言った

「私も後で頂きます」

「さてと」
翔太さんは、そう言いながらバッグから書類を出した

「こんな感じで考えてるんだ

生放送はしばらく今の体制で
俺と花梨さんとで続けていく
すみれさんは、収録で週1回のコーナーを持ってもらう

録音に来てもらうのは週1回か録り溜めで2週に1回

これくらいで復帰してもらって
余裕が出来たらもっと増やして欲しいんだ」

「そうですか
考えて来てくれたんですね
ありがとうございます
これなら出来そうな気がするわ」

話は終わったが
翔太さんは幼稚園の制服姿の花音を見たいと言って
幼稚園バスの時間まで海斗と遊んでいた

海斗を前抱っこした私と一緒にバス停まで行った

「なんか不思議な気分になるよ
家族みたいに見えるだろうな」

「見えませんよ」

「そうか」

バスから降りて来た花音は翔太さんを見ると嬉しそうに駆け寄った



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プロフィール

satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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