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妄想物語 智の恋 風を感じて その14
「楓姉さん、カッコイイ
俺もバイクの免許取ろうかな」と、イケメンの一人がそう言うと女の子達が騒いだ

「そしたら私を後ろに乗せてよ」

「良いよ」

「若いって良いわね
これから好きなこと何でも出来るわ」

「そうかもしれないけど、お金も時間も足りないんですよね」

「そう?そこは、工夫次第よ」

「そうかなあ
結構シビアですよ」

「まあでも誰もが経験することよね」

「そうですね
楓姉さんくらい、大人になりたいです」

「自由はあるかもね」

話しながらバイクに股がりエンジンをかけた
彼らに見送られながらバイクを発進させた

井の頭公園横の道を走りながら智くんの姿を探したがいなかった

いないわよね
そう偶然が重なる事はないだろう

バイクをマンションの駐車場に停めた
仕事に乗って行きたいと颯に話したら
颯のバイクをショップに置くことにしてくれたのだ

夕飯の支度をして、颯の帰りを待った

「ただいま」

「お帰り」

「お母さん すごいことが起きた」
颯は時々、私をお母さんと呼ぶ
お袋さんとお母さんの使い分けは、わからなかった

「なに?」

「大野さんからメールが来た」

「ほんと?」

「うん」

「会うの?」

「うん」

「いつ?どこで?」

「へっへ~」

「教えて」

「ふふ」

「駄目なの?」

「言うよ
明後日ね、旨いものおごるって」

「すごいわ」

「うん」

「どこで?」

「吉祥寺」

「ここ?」

「うん
お互いの家の近くってことで」

「良いな」

「お袋は駄目だよ」

「駄目だって言ってた?」

「何も言ってなかったけど
まさか一緒になんて駄目でしょう」

「そうよね
わかってる」

でも会いたかった




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プロフィール

satoco

Author:satoco
嵐のファンになり13年目ですが、
活動休止を機にファンクラブから離れました
お茶の間ファンではなく、一般人です

大野智さんが活動を始めるまでは、一般人として感じた事を書くことにします

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